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おっさんと人外を中心によろずっぽく。凄くフリーダム。
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たまには殺伐としたリゾディアを書こうぜ、と思ったら方向性を間違えました。
ディアリゾに見えるのは間違いなく気のせいです。ほら、うちのボスはリゾットには女王様だから。今回は襲い受けだから。M×Sもいいよね。

ぬるいですが、一応義務教育中の方は観覧をご遠慮ください。
恥ずかしいので続きに収納。


 

 

 

 

 ミイラ取りがミイラになる、という言葉がある。今の俺の状況がそれだった。ソルベとジェラートを殺されて、復讐を誓った。個人でボスのことを調べ、ようやく居場所を突き止めた。一対一なら、俺のスタンドなら負けないと思っていた。しかし甘かった。彼の隠れ家に忍び込み、不意打ちをかけようとした俺に、彼は逆に不意打ちをかけてきた。結局俺は、ボスの姿を見ることもなく後頭部を強く殴られ、気を失った。
「まだ・・・殺されてはいないようだな」
 目を覚ました時に真先に思ったのはそれだった。体は裸にむかれ、腕には後ろ手に腕拘束帯をはめられてベッドに転がされてはいるが、まだ生きている。簡単に殺すつもりなどない、ということだろうか。
 よく個人の家に腕拘束帯なんて置いてあるものだと感心する。それほどよく使うということなのだろう。趣味が悪い。
 上半身だけを起こしてから部屋を見渡す。俺の服が床に無造作に投げられていたが、人影はない。俺を捕えた人間……ボスはどこだろうか。拘束だけして放っておくとは思えない。思えないが、逃げるチャンスでもある。幸い枷は鉄と皮でできていたため、俺のスタンドなら問題なく外せる。
 ボスに顔を見られただろうから、逃げたところで命の保障なんてまったくないのだが、それでもこの場に留まっているよりはいいだろう。スタンドを発現させようとした。しかしそれよりも早く、タイミングを見計らったように部屋の扉が開けられた。反射的にそちらを見て息を呑む。そこにいたのは俺とほとんど歳の変わらないような、まだ若い男だった。俺と目が合うと、彼は意地が悪そうに口端をつり上げる。
「目を覚ましたか、リゾット・ネエロ」
「・・・あんたが、ボスか?」
 俺の問いには答えずに、彼はこちらに近づいて来た。否定も肯定もしないが、おそらく彼がボスなのだろう。いったいどんなやつかと思っていたが、ずいぶんと若くて驚いた。この男があの巨大な組織をまとめていたというのか。そしてこいつが、俺の仲間を殺した。
 ベッドに乗り上げてくる彼を俺は睨みつける。しかし彼はなんの意にも介していないようだった。
「私からのプレゼントは届いていたのだろう?そろそろ来る頃だと思っていた」
 言うなり、いきなり顔に拳が飛んできた。強かに頬を殴られ、小さく呻き声をあげる。口の中が切れたのか、血の味が広がった。それでももう一発、殴られる。髪を鷲掴みにされると、そのままシーツに顔を押し付けられた。呼吸ができなくなるほど、力一杯押さえつけられる。
「犬が飼い主に牙を向いたらどうなるか、教えてやろうか」
 楽しげな声だった。その声色と言葉は、俺に自身の死を連想させる。殺されるのだろうか。ソルベとジェラートのように、散々苦しめられて。それならば、少しでも彼を傷つけてから死にたかった。相打ちになるのが一番望ましい。彼の持っているであろうスタンドがどのような能力なのかは知らないが、俺にも暗殺チームのリーダーというプライドがある。
 しばらくすると、顔をあげさせられた。深く呼吸をして酸素を体に取り入れながら、再び彼を睨む。すると彼は喉を震わせて笑った。
「恐れないか、私を。それどころか、まだ戦う意志がある。やはり、よかった。すぐにお前を殺さないで、よかった」
 そう独りごちてから髪を離し、その指で俺の唇を撫でた。綺麗に切り揃えられた爪の先で下唇をなぞってから、俺の口腔内に指を二本突っ込んでくる。とっさに噛み付いてそれを阻止しようとしたが、噛むな、と強い声で言われた。それと同時に、指に舌を捕らえられる。彼の意図がわからずに、俺はボスの金の眼を見た。
「舌を噛んで、死のうとは思うなよ。そんなことをしたら、貴様の仲間を全員殺す。抵抗して、スタンドを使おうとも思うな。仲間を自分の目の前で殺されると思え。残酷な方法でな」
 それでも私はいいがな、と彼は続ける。悔しいが、仲間のことを言われたら手を出せない。もうこれ以上、仲間を失いたくはなかった。
「貴様は殺さない。ただ、飼い殺しにする」
 自分に反抗するな、と彼は言った。這って跪け、と。酷い話だ。犬だって、飼い主には跪かない。尻尾を振って擦り寄っても、そこまではしない。それなのに、彼は俺にそれを強要しようとしている。
「自分の顔に感謝するんだな。私好みの顔だ」
 殴られて少し腫れている俺の頬を撫でながら、彼が言った。この時ほど、自分の容姿を悔いたことはなかった。反抗をすることもできなければ、死ぬこともできない。
「悪魔め・・・」
 相手を呪うように低い声で呟く。それを耳にして、彼は笑った。きっと本物の悪魔もこのように笑うのだと思った。
 胸元を彼に押され、仰向けに寝かされた。ここまで来てようやく、自分が裸だったということを思い出す。まさか犯されるんじゃないだろうか。それだけは勘弁して欲しい。そんなことを思っていると、彼が靴を脱いで素足になった。つま先で俺の胸元を撫でる。くすぐったい。
 しばらくゆるゆると胸元を撫でていたつま先は、だんだんと上の方へあがってきた。鎖骨を撫で、首筋を撫でる。それから口元まで来ると、なんのためらいもなくつま先を口腔内に突っ込まれた。まさかこうくるとは思っていなかったため、驚いて目を白黒させると彼が口を開く。
「舐めろ」
 ただ一言、そう命じた。そう言われて、素直に実行する人間がどれほどいるだろうか。少なくないわけではない。そのような性的嗜好の人間は多くいるだろう。だが少なくとも、俺はそうではなかった。他人の足を舐めるなど、嫌悪以外のなにも感じない。
 俺が彼のつま先を口に含んだまま固まっていると、ボスは焦れたように更に足を進めて喉を突いてきた。えづきそうになったが、それもできない。きっと嘔吐をしたとしても、彼は足を引かないだろう。その場合、俺は窒息死してしまう。先ほどの脅しと残された仲間のことを考えると、ここで死ぬわけにもいかない。
 結局俺は、舌を動かして彼の白い足を舐めた。歯を立てないようにしながら、彼が満足するまで舐める。嚥下しきれない唾液が、口端から垂れたのがわかった。
「はじめから大人しくそうしていればいい」
 満足げに彼が言う。いっそのこと指の一本でも食い千切ってやれたら、と思った。
 口の周りが唾液でベタベタになった頃になって、彼はようやく満足したのかつま先を俺の口から引き抜いた。唾液に濡れてテラテラとしている。それを見ながら、今度はなにをするのだろうと思った。
 彼はベッドに両手をつくと、その濡れた方の足で俺の内太ももをゆるりと撫でた。小さな刺激に、俺はわずかに体を揺らす。その反応を楽しむかのように、何度もきわどいところを撫でてきた。
「っ・・・」
 やがて直に性器を撫でられた。まだ萎えているそれを、唾液のぬめりを借りてゆっくりと撫であげる。足でされるのははじめてだが、当然男に触られるのもはじめてだった。しかし彼が上手いからなのか、見る見るうちに硬度が増してゆく。自分でもそれが驚きだった。信じられなくて、自分の勃ちあがってゆくそれを見ながら息を呑む。
 そんな俺を、彼は鼻で笑った。
「貴様はこういうのが好きなのか?変態め」
 どっちがだ、とは言い返せなかった。ただ浅い呼吸を繰り返すことしかできない。
 やがて完全に勃ちあがったそれを、先走りの力も借りて彼は両足を使って激しく扱いてきた。漏れそうになる喘ぎをなんとか噛み殺す。時折意地悪をするように痛いほど力を込められて体が跳ねた。もはや完全に、彼に弄ばれてしまっている。
 眩暈がしそうなほどの快楽を与えられながら、俺は彼を見た。すでに俺のそれは解放を望んでいる。俺のそんな意思をわかっているだろうに、彼はわざとらしく首をかしげた。
「なんだ、もうイきたいのか?」
「ぁ・・・た、のむ・・・」
 かすれた声で哀願すると、彼は楽しくて楽しくてしょうがないというふうにまた喉を震わせて笑った。そしてつま先を器用にグリグリと狭い尿道に割り込ませてくる。鋭い痛みと、それに勝る快楽に俺は背を弓なりにのけぞらせた。
「・・・っく」
 小さく呻いて、俺は白濁を放った。それは弧を描いてから、俺の腹の上にパタパタと落ちる。はじめて男にイかされたショックよりも、先ほどまでの刺激が強すぎて声が出せなかった。ただ大きく肩で呼吸をするのを繰り返す。これほどまでの快感は、今まで生きてきた中ではじめてだった。
 半ば呆然としている俺をよそに、彼は身を乗り出して四つん這いになると赤い舌を出して俺の腹のそれを舐めとった。一滴も残さないように、丹念に舐めあげる。その刺激すら今の俺には強く、目をきつくつむってそれに耐えた。
 不意に刺激が消える。目を開けると、目の前に彼の顔があって驚いた。視線が合うと、彼は目を細めて笑う。そして口付けをされた。口の中になにか苦いものが流れ込んでくる。それがなんなのかすぐに検討がついて、流石に抵抗をしようとした。しかし両腕を拘束されているのでそれもできない。
 口付けをされながら、なんとか彼の舌と精子を押し戻そうと躍起になった。だが彼もそう簡単には思いどおりにさせてくれず、角度を変えて更に深く口付けをしてくる。呼吸が苦しくなってきた。どうすれば彼が離れてくれるのか、もうわかっている。俺は覚悟を決めて、自分の出したそれを嚥下した。口付けをしたまま、彼が笑ったのがわかった。
「そういえば、まだ名前を言っていなかったな」
 唇を離しながら、彼が言う。
「私の名はディアボロ。飼い主の名前をしっかりと覚えておけ」
 悪魔というのも、あながち間違いではなかったらしい。悪魔に飼われた人間の末路はどうなるのだろうと思いながら、俺は瞳を伏せた。


END

 

 


ディアリゾじゃない・・・よ?襲い受けだよ。リゾットがMなだけでリゾディアだよ。M×Sも大好物です。このあとボスがリゾットに乗っかりますが、その辺りは脳内補正をお願いします。力尽きました。
結局書いてみたら殺伐じゃなくていつもどおりリゾットが犬だった、っていう。リゾット、もうちょい頑張れよ。だからお前は犬なんだよ。

猫リゾット話が書き終わったら犬リゾット話も書きたいです。黒ラブちゃんです。ね、ハバネロ様!
今のところ犬リゾット話は未定ですが。

それはそうと手枷よりも腕枷とか腕拘束帯が好きです。凄くどうでもいいですね。

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シノハ
性別:
女性
自己紹介:
1月14日生まれの新潟県民。

ジョジョラーでケモナーでおっさん&おじいちゃんスキーでSHK国民。
最近はfkmt作品に手を出してます。
乙一作品と三原ミツカズ作品と藤田和日郎作品も好き。
節操なしの浮気性です。
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