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おっさんと人外を中心によろずっぽく。凄くフリーダム。
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アカアカで短い話。19はどう動かして良いのか悩みます。

 

 

 

 


 入院をしていた青年が、本日退院した。ヤクザに日本刀で肩をやられて、本当ならまだ入院をしていなければいけないはずだったのだが、無理やり退院して来たのだ。
 青年は家に帰るなりドッカとソファを占領し、煙草を取り出す。早く退院したがった理由は様々あるが、好きな時に煙草を吸えない、というのが一番こたえたらしい。ニコ中だ、と神域から火をもらっている青年を見ながら少年が言った。
「安岡さんには後でお礼にいかねぇとな」
 自分も煙草を燻ぶらせながら神域が言う。自分はその現場にいなかったが、安岡がいなければ青年は死んでいたと聞かされていた。ふぐ刺しでも差し入れに行こうかと考える。
「死んじゃえばよかったのに」
 そんな物騒なことを言うのは少年。まだ長い煙草を灰皿に押し付けた青年は、常人ならばすくみ上がるような視線で少年を睨んだ。
「ヤクザにイカサマされて、金を持っていかれて、よくのうのうと生きてられるな」
「・・・俺は別に安岡さんに助けてくれとは言ってないぜ?」
「でも結果、生きてる」
 また喧嘩を売って、と神域は内心でため息を吐く。本当に、なにがそんなに互いに気に入らないのかがわからない。
 少年と青年との間に火花が散る。いつ殴り合いが始まってもおかしくないような雰囲気だ。病み上がりなのに元気なことだ、と神域は思った。青年はまだ完全に日本刀でやられた傷は治ってはいない。今日は少年が優勢かもしれない。殴り合いが始まる前に喧嘩を止められれば、一番楽なのだが。
「なんなら今ここで、殺してやろうか」
「生意気言うな。俺が死ぬのはお前が死んだ後だ」
 一触即発だ。ふぅー、と長いため息とともに神域は口から紫煙を吐き出す。そして青年と同じように灰皿に煙草を押し付けた。
「13も19も、俺の前で殺すだのなんだのって言うなよ」
 神域の悠長な言葉に、二人は射るような視線を向けた。邪魔をするな、と目が訴えている。今日こそは本気で決着をつけるつもりらしい。
「お前らがどっちかでも死んだら、俺が寂しいだろうが」
 ニッ、と口の端を持ち上げながら神域が言った。予想外な言葉に、少年と青年はしばし固まった。神域の真意を図ろうとする。しかしそこはやはり神域。本気なのかどうなのか、二人ですら図れない。
「・・・嘘」
 ようやく少年が、それだけを漏らす。
「嘘じゃねぇさ。こう見えて寂しがりやだからな」
 クク、と喉を鳴らしながら神域が言う。
 いや、それこそ嘘だろう。
 と、少年と青年は同時に思った。口に出してまでは言わなかったが。
「だから喧嘩もほどほどにな」
 神域がこの場から立ち去ろうとする。それを少年が呼び止めた。
「どこに行くんだよ」
「安岡さんのところだ。一応、俺はお前らの保護者ってことになってるから、19のお礼にな」
「俺も行く」
 青年に興味をなくしたように、少年は雰囲気を和らげると神域に近づいて彼の腕に自分の腕を絡めた。
「19はどうする?」
 神域が青年を誘おうとしたので、少年は一瞬ムッとした顔をしたが、結局はなにも言わない。
「・・・さっきので煙草がきれたから、そのついでだ」
 立ち上がり、少年とは反対側の神域の隣につく。素直ではないが、それでもついてきた青年に、神域はもう一度喉を鳴らして笑った。
「なら久しぶりに三人で行くか」
 いつも以上に、機嫌が良さそうな声だった。なんだかんだで、青年が退院したのが素直に嬉しいのだろう。少年と青年はそれに気が付いて、神域のためにもたまには一時休戦でいいか、と思った。


END

 

 

 


孫達はおじいちゃん大好きだけど、おじいちゃんも孫達が大好きなんです。

ところでアンサイクロペディアを久しぶりに見たらアカギと天の項目が凄いことになってますね。アカギと鷲巣様の愛され方は異常。
後々、アカ鷲も書きたいんですが、どう考えても19と鷲巣様がタイプ的にどっちも動かすのが苦手すぎる。
森銀も書いていきたいです。
とりあえず文庫版銀金1巻を読んで、銀さんが森田に一目惚れして、そんな銀さんに森田が惚れた、っていうのは理解できました。
 

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書きたい小説たくさんあるのに気力と根気が足りない!助けて!
時間はあるんです、夏休みだから。でも昼間は暑くて書けないし、短い話はともかく小説だと2日に一本ぐらいのペースでしか書けないんです。毎日書けるとかよっぽど調子よくないと(昔は書けたのにね!)
とりあえず書きたいもの、予定のあるもの。
アカアカ
アカ市
B・J関係
ジョルディア
なんか創作的なもの、とりあえず動物書きたい
フェンリル×リーガル、ってかリーガル受け
伯爵×巌窟王
夏休みだからっていろんなジャンルに手を出さなきゃよかった・・・!!

あ、ジョルディア祭開催おめでとうございます!早速リンクを貼らせていただきました。
自分のこの速攻っぷりが気持ち悪い\(^о^)/
近々、ジョルディアを送り付けたいなぁ・・・と思います。頑張る。超頑張る。

あと、ざわざわサーチに登録完了したようですが、いきなりアクセス数が増えてびびってます。
え?fkmt作品はマジでおじいちゃんしか愛でてないよ?いいの?おじいちゃんってそんなに需要あるの?
まままままマジですか・・・!fkmtファンって侮れない。

とりあえず何回か読み直して伯爵≠巖窟王というのは理解できました。伯爵が死ぬとまた巖窟王のところに戻ってくる、という感じなんでしょうか。
全てを理解したわけじゃあないので、それが許せない方は読まない方がいいかと。
自分の中にあるモヤモヤをなんとかしたかったんです。










 深く暗い闇の中、一人の男が椅子に座ってうなだれている。両手で顔を覆い、孤独と絶望から逃げ出そうとしている。しかし私は知っているの。全てを投げ出してこの状況から逃れたいと願いながらも、最終的に全てを身に受け、更に絶望を繰り返すのは彼自身が望んだことなのだと。
 私は何度、その光景を見てきただろう。何度、彼が狂っていくのを見てきただろう。私はこんなことを望んではいなかった。彼を救うために私は彼に肉体と知性を与えたはずなのだ。しかし結界、彼を苦しめることになっている。それが酷く苦しい。
「友よ・・・」
 彼と同じ声、同じ姿で呼びかける。元来、私には特定の姿というものがない。だから今は彼の姿を借りている。
 私の声に彼はぴくりとも反応を示さない。しかし届いているということは知っている。たとえ何万kmと離れていても、私達は会話ができる。私は彼で、彼は私だから。しかしいつまで経っても、『本当の』彼には言葉が届かない。
「エドモン・ダンテス」
 私は彼の前に膝を付き、もう一度呼んだ。顔を覆っている手を取り、彼を見上げる。
 泣きそうな顔をしていた。泣く手前の、それでも涙を流すのを懸命にこらえている子供のよう。しかし彼は心の中ではいつも泣いている。それを思うと私は悲しい。
 彼を抱きしめたい衝動にかられる。強く腕に抱いて、なにをそんなに苦しみ、悲しむ必要があるのだと言ってやりたい。自分の心と体を剃り減らしてまで復讐に興じる意味がどこにある。どうして己の中で消化できないほどの憎しみを抱えている。そんなのは辛いだけだろう。悲しいだけだろう。
 そんなものは早く捨て去ってしまえばいい。全てを忘れて、新しい人生を、誰もが羨む輝かしい人生を歩めばいい。彼にはそれだけの容姿、金、知恵、そして時間がある。私が与えられるものは全て与えた。あと私にできることは、彼の過去を捨てて封印することだけだ。そしてそれが一番大事なことなのに、なぜ受け入れない。なぜ私を拒む。
「私の名を呼べ、エドモン」
 抱きしめるかわりに、その手を強く握った。冷たい、人間のものではない体温。誰も彼を温めることはできない。元々体温という概念のない私も冷やされていくようだった。
「私を受け入れろ。私と一つになれば、苦しみから解放される」
 彼はもう十分すぎるほど苦しんだ。だから救われなければならない。
「私の名を呼べ。私を求めろ。私はお前のためなら、なんでもしてやれる」
 哀願するように私は言葉をつむいだ。
 私の愛するエドモン。どうしてこれ以上、お前がただ苦しんでいるのを見ていられるだろうか。自分の無力さに、何度嘆いただろうか。こんな不毛なことはもう、お互い終わりにしよう。だから言ってほしい。私の名を呼んでほしい。ただ一言、巖窟王、と。
 私の言葉に、彼は小さく寂しげに微笑んだ。そして握っている私の手を振りほどくと、今度は私の顎をとらえる。ゆっくりと彼の顔が近づいてきた。そのまま私が言葉をつむぐのをさえぎるように、口付けをしてくる。
 ……やはり私を拒むのだな、エドモン。
「友よ、私は復讐の鬼だ。たとえ神ですら、私の歩みは止めることはできない」
 言ってから、彼は立ち上がる。私の横を通り過ぎて、この暗い部屋から出ていってしまった。
 いったい何百、何千、復讐を繰り返せばお前の魂は安らぐのだ。それほどまでに、お前の心は闇に覆われているのか。ならば、いいだろう。お前が狂ったように復讐を繰り返すのなら、私は何度教えられても理解できない子供のようにお前を待ち続けよう。お前の名前を呼び続けよう。私の名前をたった一度でも呼んでくれるのなら、何万回でも、何憶回でも呼ぼう。だから覚えいてほしい。世界中の人間がお前のことを忘れてしまっても、私はお前を、エドモン・ダンテスを決して忘れはしないことを。
 お前は孤独なのではなく、私がいつも傍にいるのだということに気が付いてくれたら、私は幸せだ。



END











巖窟王って伯爵のお母さんですよね。
今の伯爵を作ったのは巖窟王だし。

ラストのあまりの超展開っぷりに付いて行けなくなりました。
あれはどういう意味なんでしょうか?伯爵が冬眠中でそれをずっと呼び続けてる巌窟王?じゃあ今アルベール達の前にいる伯爵は?時の亡霊って?
私の足りないオツムじゃわかりません。理解できているどなたか、いったいどういうことか私に教えてくださると嬉しいです。
3巻で最終巻なんですよね。なんかあまりにも消化不良すぎて途中までの神展開がもったいない。あそこで終わるんだったらアルベールとの出会いとかあんなに大々的にやらなくてよかったんじゃ・・・てかなんでフェルナンじゃなくてヴィルフォールさんに復讐して終わりなんだろう。なんなの?打ち切りだったの?
なんだかなー、って感じです。画力もストーリーも本当に神レベルだったので。
まぁ正直、伯爵×巌窟王は萌えたけど・・・。でもその萌えでこの消化不良感は拭えません。
結局巌窟王って何者なのさ!!元はなんなの?どうやって生まれたの?なんで最後に伯爵が冬眠してんの?
読み終わってからそればっかり考えてます。
巌窟王=未来から来た伯爵、ってことでいいのかな?ひぐらしよろしく無限ループ中?わからん。
このモヤモヤ感を昇華させて伯爵×巌窟王を書いてしまいそうな自分が怖い。
だってねー、予想できなかったよ。伯爵×巌窟王ENDなんて。
原作(モンテ・クリスト伯)が伯爵×エデEND。王道なので予想範囲内。
アニメがアルベール×伯爵END。ストーリー的に十分予想範囲内。
漫画版でいきなり伯爵×巌窟王END。・・・無理無理、予想できない。新天地でした。
前田先生、頼むのできちんと全てを消化させてから終わらせてください。続きを書いてください。モヤモヤする。なんでこれからって時に終わらせたんだろう・・・。
あーあーあー、モヤモヤする。ほんとこれまでの展開がもったいない。何年かかってもいいからちゃんとやって欲しかったです。

ところで原作でもアニメでも漫画でも、みんなヴィルフォールさんになにか恨みでもあるんでしょうか。いくらなんでも酷すぎると思いました。
特に漫画。酷いよ。流石の私もドン引きだよ。
最初の方のSMプレイはまだ許容範囲内だったけど、ドSな伯爵様が出てきて戦慄した。あれはむしろもう伯爵は狂人の領域だと思います。
漫画だけに限らずなんでヴィルフォールさんはあんなに酷い扱いを受けてるんだろう。むしろ考え方によってはヴィルフォールさんも被害者だと思うんですよ。ある意味フェルナンも。
ダングラールが私利私欲のために最初に動かなければ、誰もあんな運命にはならなかっただろうに。
もちろん、ヴィルフォールさんもフェルナンも、伯爵のことは抜きにして今の地位を築くために汚いことは沢山してるんだろうけどさ。
とりあえずダングラールは苦しみ方が足りないと思う。フェルナンですら自分で頭をぶち抜いて死んでるのに・・・。
ヴィルフォールさんは原作が一番切ないと思う。家族を愛してるのにそれが伝わらないで、結局息子が死んで気が狂っちゃって・・・。アニメはまだこんなもんかな、って感じするけど。漫画版はやっぱりやりすぎです。
エロイーズとヴァランティーヌが怖いよ。ていうかヴァランティーヌはあんな子じゃない・・・!マクシミリアンが大好きな純粋な女の子のはずなのに。ていうかマクシミリアンはどこにいったのお祖父様は?
・・・やっぱり消化不良ですよね。モルセール家がメインのはずなのにヴィルフォールさんの家がメインになってるし。最後のあの拘束プレイな女の子だれー?

せっかくBSで巌窟王の再放送をやってるのに夜は起きてられなくて見れません。8話から・・・8話からは頑張って見る・・・!


続きはコメントお返事です。



 


なんとか会長とフェンリルが仲良くしている小説を書こうと思って気が付いたらアリス×リーガルになっていた。
後悔はしてないが反省はしている。
別にデクス×アリスファンに喧嘩を売ってるわけじゃないです、本当です。私もデクアリ好きですから。

なんかアリリガって略すとアリシア×リーガルみたいですよね(アリリガ好きですが)
リスリガって略せばいいの?

 

 


 自分の髪と似た色の毛並みをブラッシングしてやると、フェンリルは気持ち良さそうに目を細めた。リーガルはともに戦ってくれる仲間を、丹念にブラシで梳かしてやる。リーガルよりも大きな体をしているので大変な作業だが、毎日していることなのでそれが当たり前になってしまった。最初こそ魔物を仲間にするというのは驚いたが、今では互いの命を預けあう大切な仲間だ。
 エミル達は今、朝食を作るために離れた場所にいる。近くで毛を梳かすと料理に毛が入ると悪いので、リーガル達の方から離れた。たとえ今この状況で魔物に襲われても、フェンリルと一緒にいるので難なく蹴散らせるだろう。
「今日の食事当番はマルタか・・・」
 ブラッシングが終わり、地面に寝転がって腹を出しているフェンリルを撫でてやりながら、リーガルは呟く。最近、微妙に料理が上手くなってきたとはいえ、大丈夫だろうか。エミルが手伝いをしてやればいいのだが、マルタがそれを受け入れるかはわからない。いっそのこと自分が毎回食事を作れたらどれだけいいだろうか。リーガルはそう思う。
 フェンリルは体を反転させると、お座りの姿勢になって鼻先をリーガルの顔に近づけた。それから控えめに頬を舐めてくる。わずかにテンションの下がったリーガルを心配したのだろう。フェンリルのそんな心遣いに気が付いて、リーガルは安心させるように小さく微笑むと相手の豊満な鬣を撫でてやった。くーん、と甘えたような声をあげる。こうやって見ると、少し大きいだけの普通の動物のようだ。
「お前の分の食事は、私が作ってやるから」
 最近もっぱら、リーガルが魔物の育成係りになってしまっている。子供が最初に動物を飼いたいと言い出して、後々世話は母親任せになる、ということはよくあることだ。リーガル本人もそれ自体は苦に思ってはいないし、むしろ楽しんでやっている。流石はにくきうだんでぃ。
 しばらくリーガルに寄り添って甘えていたフェンリルだったが、突然顔を上げると鼻に皺を寄せて低く威嚇するような声を上げた。リーガルもそちらを見上げる。
「あらあら、仲がいいのね」
 見た目にはぴったりだが、年齢にはそぐわない甘ったるい口調。見れば魔物に乗ったアリスが空から近づいてきていた。今まで何度か戦闘になっている敵だ。普通の魔物が襲ってくるのならあまり問題はないが、彼女と彼女の連れている魔物となると別だ。リーガルとフェンリルはとっさに身構える。
「そんなに怖い顔しないでくれるかしら。アリスちゃん、今日は戦いに来たわけじゃないの」
 地面に降り立ったアリスは、やはり甘ったるい口調でそう言った。しかし彼女の場合、子供じみた仕草や外見を裏切って腹の中には狂気が渦巻いているため、どこまでその言葉を信じていいかわからない。だが今回の場合、本当に戦闘をしに来たわけではないのかアリスを連れてきた魔物はすぐに空高く舞い上がってその場で待機していた。彼女からは殺気も敵意も感じない。どうしたものかとリーガルはしばらく逡巡するが、基本的に紳士なのでアリスの言葉を信じることにした。
「手は出すんじゃない」
 今にもアリスに襲い掛かりそうなフェンリルに短く指示を出す。するとフェンリルは一瞬不満そうにリーガルを見たが、やがてその場に座った。だがしっかりと、その目はアリスを見据えている。彼女が変なことをすれば、すぐにでも飛び掛るだろう。
「物分りがいいのね、あなたもその獣も。アリスちゃん、そういうの嫌いじゃないわ」
 機嫌良さそうに、にこりと可愛らしい笑みを浮かべる。普通ならこの笑顔にほだされるのだろうが、彼女の本性を知っているのでリーガルは警戒だけは解かないでおく。
「お互いちゃんとした自己紹介がまだだったわね。私はアリス。アリスちゃん、って呼んでね」
 語尾にハートマークを付けながらアリスが言った。彼女の真意を図りかねながら、リーガルもまた口を開いた。
「私はリーガル・ブライアンだ」
「そう、ならリーくんね」
「リー・・・」
 絶句。産まれてこの方、年下の女の子に、というよりも、誰かにそんなふうに呼ばれたことは当然、なかった。どう反応していいものかとリーガルが考えあぐねていると、アリスがゆるりとした足取りで近づいてくる。相変わらず機嫌が良さそうに、リーガルを見上げた。
「本当はねぇ、今日はそこの魔物を奪っちゃおうかなぁ、って思って来たの」
「なに?」
 突然の告白に、フェンリルはぴんと耳を立て、リーガルは思わずアリスを睨む。しかしアリスはひるまなかった。楽しそうに喉を鳴らしている。
「だって、私が持ってる魔物より全然強いんだもの。でも、やっぱりやめた。他に欲しいものができたから」
 アリスは手に持っているやたらと豪華に装飾された鞭でぺた、とリーガルの胸元を撫でた。それを見てフェンリルは一瞬四肢に力を入れてアリスに襲い掛かりそうになるが、リーガルの言葉を思い出しそれをこらえる。ただ低く唸り声を上げて彼女を威嚇した。それに気が付いたアリスは、フェンリルの方を見ると底冷えするような笑みを浮かべる。
 畜生は飼い主の指示に従ってればいいのよ。
 そう声には出さずに、唇だけを動かして言った。だがリーガルと向き直る頃には、可愛らしい笑みに戻っている。
「アリスちゃんねぇ、あなたが欲しいの。リーくん、私のペットになってくれないかしら」
「ペット・・・?」
 予想外すぎる言葉に、再び絶句。アリスはこちらに尋ねるような口調で言っているが、その雰囲気は絶対に相手を従わせようとしている絶対的な支配者のそれだった。
「だってそこらの魔物よりずっと強いし、かっこいいし、紳士だし。それに・・・丈夫そうだから簡単には壊れなさそうだし」
 最後は低く呟くように言われ、リーガルの背中に冷たいものが走った。いったいなにをする、もしくはさせるつもりだ、と思ったが、怖いので考えるのをやめる。その代わり、これ以上アリスの傍にはいたくなくて、足を一歩引こうとした。しかしその行動を読んでいたのか、アリスの両腕が伸びてくる。背伸びをした彼女が、がっちりとリーガルの両頬を包むようにしてとらえた。ぐいと彼女の方に顔を引き寄せられる。身長差的に、リーガルの体が少し前かがみになった。
「んんっ・・・?!」
 リーガルがくぐもった、素っ頓狂な声を上げる。そりゃそうだ。自分より一回りほども年下の女の子にキスをされたのだから。アリスは強引に舌をリーガルの口腔内にねじ込み、好き勝手に蹂躙していった。反射的に奥に引いた彼の舌を強引に絡める。
 普通ならここでアリスを突き放せばいい。力の差なんて、傍目から見ても明らかだ。しかしやはり紳士ゆえに、リーガルは強く出れない。そしてアリスもそれを十分にわかっていてやっている。
 リーガルは顔を赤くしながら、強く目を瞑ってアリスの肩を掴んだ。精一杯の、離してくれという意思表示。しかしそんな反応が、更にアリスを楽しませる。
「・・・っ!」
 アリスは思い切り、リーガルの舌に噛み付いた。痛みと驚きで目を見開く。口の中に血の味が広がっていった。噛み付かれた舌の傷口にまた歯を立てられたり、舌で撫でられたりして、鈍い痛みが幾度も走る。だがそれだけではなく、確かに快楽も混じっていた。なんでこんなにキスが上手いんだと、リーガルは混乱しながら思った。生理的な涙が目じりにたまる。そろそろ腰が砕けそうになってきた。
 その段階になって、アリスはリーガルを解放する。その瞬間、二人の横から大きな影が飛び掛ってきた。というよりも、アリスに襲い掛かる。ずっと待機していたフェンリルだった。明確な殺気を持って襲い掛かってきたため、アリスはフェンリルが近づいていたことに気が付いていた。だから余裕を残して、フェンリルの鋭い爪をかわす。
「あーあ、もうちょっとだったのにぃ」
 あまり残念ではなさそうな声色で、アリスは言った。リーガルが彼女の手元を見れば、そこにはいつもの鞭ともう一つ、首輪のようなものがあった。ヒュプノスと呼ばれる、魔物を洗脳させるための機械だ。アリスはリーガルにそれをつけようとしていた。
 フェンリルはリーガルの傍に寄り、鼻先を使って器用に彼を自分の背中に乗せるとアリスに背を向けて走り出す。エミル達のもとへ逃げようとしていた。見た限り彼女が連れてきている魔物は上空に待機している一匹だけだし、仲間がいてはアリスも無理には追ってこないと判断したのだろう。
「じゃあねぇ、リーくん。また今度」
 やはり彼女は追ってくる気配はなく、ゆるゆると手を振ってフェンリルとリーガルを見送る。リーガルは未だに赤い顔で一度彼女を振り返ったが、結局なにも言わずにいなくなった。
 リーガル達がいなくなってもしばらくその場を動かずにいたアリスだったが、やがて可愛らしい顔を歪めて舌打ちをする。そして手に持っていたヒュプノスを地面に叩きつけると何度もそれを足で踏み潰した。
「畜生風情が私の邪魔をするなんて・・・!」
 フェンリルに対し呪詛を吐きながら、息が上がるまで同じ動作を繰り返す。やがて自分を落ち着けるように、大きく深呼吸をした。ぱしんと、鞭で軽く自分の手を打つ。
「まぁいいわ。次に会う時は、どっちが上なのかきっちり教えてあげる。そして、リーガルを私のペットにする・・・」
 リーガルの血の味を思い出して、アリスは舌なめずりをしながらにやりと笑う。
 自分のものになったら、どんなことをしてあげようか。壊れるまでずっと、遊んであげよう。
 そう思いながら、上空にに待機させていた魔物に乗り、ヴァンガードのアジトへと戻っていった。

 

END

 

 


フェンリル飼いてー。ラタの育成システムやりてー。
私がラタをやったら本気で戦闘パーティーは会長と魔物だけになるんだと思います(システム的にそれが許されるのなら)
あと、プレイ時間の半分近くは魔物育成に使ってると思う。
Wii・・・なんでWiiなんだ・・・orz

魔物を洗脳するって機械・ヒュプノスってどんな機械なんでしょうか。首輪でいいの?首輪みたいな機械でいいの?違ってたらごめんなさい。


前回の神域×市川の続きです。
残念なくらい下品です。
あ、特にアカギの年齢表記がない時のアカ市は13ですので。
13と19だったらどう考えても19の方が恐ろしくて扱いづらいイメージ。









 青年に負わされた怪我の手当てを自分でした少年は、そろそろ部屋を出てもいいだろうとリビングに向かった。そして驚く。神域も市川も裸だった。片方はソファに座って満足そうに煙草を吸っているし、もう片方はうつ伏せになってソファの上でぐったりとしている。
 ジトリと、少年は神域を睨んだ。
「なにしてんだよ、じじい」
「察しろ」
 からかうように返された。察するもなにも見たままなのだが、どういうつもりだという意味の言葉だったため、神域の回答は不満だ。
「アカギ」
 神域に不満を言いかけた少年だったが、市川に名前を呼ばれてそちらを見る。ずいぶんとかすれた声をしていた。
「水」
 たった一言、そう告げられる。もってこい、ということなのだろう。少年はキッチンに向かうため、踵を返そうとした。
「13」
 だが神域に呼ばれ、いったん足を止めて彼の方を見る。若干、自分は機嫌が悪いのだ、という雰囲気を滲ませながら。
「なに」
「そう怒るんじゃねぇよ。あとで相手してやるから」
 なんの、なんて聞かなくても彼の表情でわかる。ひどく色っぽい顔をしていた。珍しく向こうからストレートに誘ってきて、少年はわずかに目を丸くする。しかしすぐににやりと笑った。その頃にはすでに先ほどの不機嫌そうな雰囲気が消えている。
「忘れんなよ」
 言ってから、少年は市川のために水を取りにリビングから姿を消した。
「ずいぶんと扱い慣れてるな」
 やりとりを聞いていた市川は呆れ半分、感心半分に言う。あの鬼の子をいとも容易く動かしている。
 神域は喉を鳴らして笑った。
「ガキだからな。19よりはずっと扱いやすい」
 本人達にそんなことは言えないが、と続けながら神域は短くなった煙草を近くの灰皿に押し付けた。
 それから立ち上がり、床に散乱している下着とズボンだけを取りはく。気配でそれがわかって、市川は体を起こしながら神域がいるであろう方向に目を向けた。
「どこへ行く?」
「19の様子を見てくる。あいつの場合、怪我の手当てなんざしねぇでそのままにしてる可能性があるからな」
 めんどくせぇ奴だ、と神域は小さなため息混じりに言った。だがどこか満更でもなさそうで。
「ガキどもを甘やかしすぎなんじゃねぇのか?」
「いいだろ、普段大人に甘えないような奴らなんだから」
 甘えて来たときぐらい好きにさせてやったっていいだろう。
 言ってから、神域はリビングを出て行った。
 しばらくすると、水の入れられたガラスのコップを持った少年が戻って来た。市川の隣に腰をかけ、それを相手に手渡しながら口を開く。
「じじいは?」
「もう一人のガキのところに行ったよ」
 水を一気に飲み干してから市川は答える。するとあから様に相手が不機嫌になったのがわかった。普段こんなにわかりやすい子供だっただろうかと、市川は不思議に思う。もしくは相手が神域だからだろうか。
「嫌ならまた喧嘩をふっかけにでも行くか?」
 からかうつもりで尋ねた。だが相手の回答は、予想していたものとまったく別のものだった。
「・・・いい、今は市川さんがいるから」
 面食らってしまった。てっきり青年のところに行ってしまうかと思ったのに。
「ねぇ、それよりも包帯巻き直してくれない?利腕だと上手く巻けなくて」
 そういうば神域が血塗れになるほど喧嘩をしていたと言っていたのを思い出す。流石にそれは言い過ぎなのだろうけど、それでもそれなりに怪我をしたのだろう。
 市川は手に持っていたコップをソファの前のガラスでできたテーブルに置いた。それから無言で少年の声のする方に両手を伸ばす。ぺた、と頬に触れた。両手で少年の頬を包むようにする。湿布が貼ってあるのがわかった。それから、額に絆創膏。湿布の上から軽く頬をつねると、痛むのか少年が小さくうめき声をあげた。しかし制止はかけられない。
 市川は怪我の具合いを確かめるようにぺたぺたと少年の体に触れながら、目的の包帯のところにまでたどり着いた。全体的に大怪我というほどではないが、小さな怪我でもない。おそらく青年も同じ程度の怪我を負っているのだろう。
「若いからって無茶するんじゃねぇよ」
 包帯を巻き直してやりながら、小さく呟いた。ふと口を出た言葉だったが、自分でも意図せず相手を責めているような口調になってしまい、市川はしまった、と思った。この言葉で、きっと目の前にいる少年はつけ上がる。
「なに、市川さん俺のこと心配してくれてんの?」
 わずかに少年が喉を震わせるのを感じる。きっと今は憎たらしい笑みを浮かべているはずだ。
 この状況はやばいと感じる。なんたって市川は今、全裸だ。残念ながら少年の辞書に我慢という言葉があるとは思えない。これなら少年が水を持ってくる前に着替えておけばよかった。今更ながら後悔する。きっと神域はこうなることを予測して席を外したに違いない。少年のお守りを押し付けたのだ。保護者なら少年と青年の面倒をまとめて見ろ、と市川は内心で神域を罵倒する。
「なぁ、市川さん。じじいはどうだった?俺よりも上手かったか?」
 包帯を巻いていた手を取られて、指先に口付けをされる。触れる吐息が熱い。もうすでに少年は興奮している。
 どうしたものか。そう市川は思った。まさか少年とは比べものにならないほど、それこそ気絶しそうなほどよかったなんて言えない。というか2回続けてやられてたら確実に気絶をしていた。それぐらい、神域はすごかった。
 黙ったままの市川に、少年はムッとしたような顔をする。
「黙ってるってことは、上手かったってことなのか?」
 流石は鬼の子、察しがよろしい。しかしこればかりは経験がものをいうので、年若い彼では神域に敵わないのはしょうがない。
「じゃあ・・・さ」
 手を取られたまま、余った方の手で胸を押された。再びソファに押し倒される。少年が覆い被さってくる気配がした。
「じじいがどんなふうにしたのか教えてくれよ。俺、その通りにやるからさ」
 やっぱりそうきたか、と市川は冷や汗をかきながら思う。確かにテクニックは神域の方が上だが、少年には溢れるほどの若さがある。その激しさに市川はいつもついていけない。だってもういい歳だし。
「アカギ・・・!おいアカギ!」
 市川は声を張り上げる。しかしそれは目の前の少年に向けてではない。この状況を作り上げた張本人である神域の方だ。もはや少年を止められるのは絶対的な発言力を持つ神域しかいない。
 だがいつまで経っても、神域が青年の部屋から戻ってくることはなかった。少年が楽しげに喉を鳴らす。
「じじいはたぶん、19の相手をしてるから来ねぇよ。あいつ、気が立つと性欲の塊になるから」
 ケダモノだよな、と少年は笑う。しかし市川にしてみればどっちもどっちだ。
 ただれてる、と市川は思った。少年も青年も神域も、みんなただれてる。流石は同一人物。
「市川さん、俺達も楽しもうぜ?」
 甘えるような声色で少年が言う。こういう時だけ、歳相応な顔を見せる。直接見えているわけではないが、なんとなく彼が今どんな表情をしているのかわかってしまうのだ。この声色と顔に市川は弱い。そして少年もそれをよく理解している。
 市川は先ほどの神域の言葉を思い出す。甘えて来たときぐらい好きにさせてやったっていいだろう、と。その気持ちはよくわかる。こんなふうに少年が子供の顔を見せる相手は多くないことを知っているから。だからこそ、一度心を許した相手には煩わしいくらいすり寄ってくる。それを知っていて、少年を突き放せない自分が腹立たしい。
 深くため息をついた。結局市川は、いつだってこの少年を受け入れてしまうのだ。
「・・・わしの年齢のことも考えて盛れよ?」
「善処はするよ」
 嬉しそうに目を細め、少年が市川に顔を近づける。そのまま深く口付けをした。
 少年と舌を絡めながら、彼と青年とどっちの相手が楽なのだろうと考える。いろいろ考えて、(最初のうちだけとはいえ)まだこうやって考える余裕があるということは、少年相手の方が楽なのだろうと思い、市川は彼もまた子供を放っておけない神域に同情した。



END











だから本編に添って書く気が微塵もな(ry)
だってパラレルじゃなきゃみんなが絡めないじゃない!(開き直った)
私の中ではアカギ達三人は同居してて、たまに色んな人を家に拉致って・・・げふげふ。招いてる感じ。
アカギと天の世界観が時間軸を無視して一緒になってるんです。
これならみんな仲良くできるねッ!

次こそは余裕のある市川先生を書きたいです。

ラタのラタモードエミルとリーガルで短い話。エミルとマルタの仲違いのあたりです。
ラタモードエミルは不器用なだけで良い子なのにねー。ツンデレなだけなのにねー。

 

 

 

 

「エミル、ちょっといいか」
 リーガルに呼び止められ、エミルはそちらを向いた。手招きをしている。こちらに来いということなのだろう。エミルが近づくと、リーガルは背を向けて歩き出した。それに付いていくと、しいなやマルタ達とはどんどんと離れていく。
 やがて、完全に二人の気配しかしなくなったところで、リーガルは立ち止まった。そしてエミルと向き直る。
「なんだよ、こんなところで。用件なら早く済ませろよな」
 マルタとの件があるので、いつも以上にその口調は冷たい。そんな彼に、リーガルは腕を伸ばした。とっさにエミルは身構える。だが予想に反して、リーガルの手は優しくエミルの頭の上に乗せられた。子供を安心させるように、優しく頭を撫でる。
「思いが伝わらないのは、辛いな」
 まるでリーガルの方が傷付いているような声色だった。見れば、やはり傷付いたような表情をしている。
「な、なんだよ・・・!」
 威嚇するようにエミルが声を上げる。しかし彼の手が振り払えなかった。自分がマルタのことを思っているように、リーガルが自分のことを思ってくれているとわかったから。
「先ほども言ったとおり、これはお前達二人の問題だから私は口を出さないが、それでも無理はするな」
「べ、別に無理なんて・・・」
「私は、エミルが頑張ってるのも、たくさん傷付いているのも知っているから」
 ただ不器用で、素直になれないだけで、本心が他人に伝わりづらい。そのたびに今のこの、ラタトスクモードと呼ばれているエミルは傷付いている。だけどそれを相手に悟らせないように虚勢を張るから、見ていてとても痛々しい。
「もう少し、誰かに弱いところを見せてもいいと、私は思う」
 優しいリーガルの言葉に、エミルはぎゅっと唇を噛み締めた。だがこらえきれない涙が頬をつたう。
「ごめん・・・今だけ、今だけだから・・・」
 エミルはそう言いながら、リーガルに抱きついて彼の胸に顔をうずめる。声も出さずに、静かに嗚咽を漏らしながらエミルは泣いた。優しく背中を撫でてくれる彼の手がとても気持ちいい。もう一人のエミルではなく、自分をちゃんと見てくれる人間がいたことがただただ嬉しくて、とても安心した。


「もう大丈夫か?」
 泣きやんだエミルに、リーガルは尋ねる。すると相手は小さく頷いた。わずかに目元が腫れているが、よく見なければわからないのでマルタ達にエミルが泣いていたとわかることはないだろう。
「それならしいな達のところへ戻るか。なにも言わずに離れたから、きっと心配している」
 リーガルは元来た道を歩き出す。そんな彼を、エミルは呼び止めた。
「お、おい・・・」
「どうした?」
 リーガルが振り返る。すると、エミルはふいと彼から視線を外した。その顔は若干赤くなっている。
「そ、その・・・ありがとう」
 最後の方は消え入るような小さな声だった。しかしちゃんとリーガルの耳に入り、まさか礼を言われるとは思わなかったのでわずかに驚く。だがすぐに、小さく微笑んだ。
「どういたしまして」
 そんな彼の表情を見て、エミルは更に顔を赤くさせた。どういうわけかは知らないが、動悸が早くなる。男相手になにを照れているんだ、と自分に言い聞かせたが、動悸は治まらない。
「エミル?」
 固まっているエミルに、リーガルは近づいてきた。どうかしたのかと、心配そうに顔を覗きこむ。
「なんでもないっ!戻るぞ!」
 照れ隠しに、エミルは声を荒げた。リーガルは不思議そうに首をかしげる。だが、なんとなく彼が元気になったのがわかったので、まぁいいかと思いながら、エミルと並んでみんなのいる場所へ戻った。


END

 

 

 

会長の半分以上は優しさと愛でできています。もう会長に「みんなのお母さん」とかいう称号があってもいいと思います。
ラタの会長は喋り方が本当に優しげで好きだ。惚れる。もう惚れてるけど惚れ直す。

フェンリルと会長が仲良くしてるの書きたい。でも書けない。あああ・・・orz


フェンリルかーわいいぃぃぃぃぃ!!
ラタのフェンリルが可愛すぎてどうしようかと思います。もう戦闘パーティーは会長と魔物達だけでいいんじゃないかと思います。
くっそラタやりたいな、ラタ!
会長のもふもふハーレム。魔物も会長をもふもふ(←?)
会長、戦闘の時はフェンリルに乗って颯爽と登場してくれないかな。そしたら私爆笑するのに。会長は猛獣使い。ごめん自分でもなに言ってるかよくわからない。
アリスちゃんがドSでいいキャラしてると思います。アリス×リーガルってことですね、わかります。
会長にあの首輪をつけて操るアリスちゃん。だって会長は狼さんだもの、獣だもの。操られてアリスちゃんに従順な会長が見たいです。でもたまに正気に戻りかけてあの鞭でバシバシやられてるのが見たいです。
主人公と戦闘する操られ会長。正気ではないのでもちろん手解禁。めっちゃ強い、最強。ラタモードの主人公と本気の死闘。みみみみ見たい・・・!
で、なんやかんやあって会長が元に戻って、でも操られてた頃の記憶が残ってるからすごく後悔しちゃうと。
アンニュイな会長は可愛いです。はにかんでる会長も可愛いです。つまり会長は可愛いです。
ていうかアビスで幼女+魔物で味をしめたから今回も幼女と魔物だったんでしょうか。まぁアリエッタもアリスちゃんも幼女に見えるだけで実際はそんな年齢じゃないけど。二人の年齢を知った時は絶望した、マジで絶望した。なんだよ、16と18って。現実見ろよ・・・(お前がな)
しかも何気にアリスちゃんって身長高いよね。140センチ代だと思ってたら160だと・・・?
普通にデクス→アリスも好きだったりします。一生デクスの片思いでいいと思います。NLは基本的に一方通行が好きです。
主人公とあの眼鏡がホモ臭いのはなんなんでしょうか。眼鏡はツンデレだしラタモードもツンデレだし。
主人公は会長に懐いてればそれでいいよ。間違って会長のことを「父さん」って呼んじゃって二人で照れてればいいよ。
ところで今回ってサブイベとか衣装チェンジはないんでしょうか。私が見てるプレイ動画に載ってないだけかな。
本編のプレイ動画が見終わったらサブイベとかの動画も探さなければ・・・。


続きは拍手お返事です。
サイレントの方もありがとうございます!


なんとかアカ市を書こうと試行錯誤してたら神域×市川先生になりました。自分でもどうしてこうなったのかわからない、本当にわからない。
そんなわけで今更ながらパラレルなので苦手な方はご注意を。
本編に添って書く気がまったくないですね、私は。

 

 

 

「ガキ達はどうした」
「互いに血塗れになるぐらい喧嘩してたんで、それぞれの部屋に閉じ込めて反省させてる」
「手当てしてやらんのか?」
「人の手を借りなきゃいけないほどガキじゃねぇよ」
 おかしそうに神域が喉を鳴らす。市川にとって少年と青年が喧嘩をするというのはどう考えても相性が合わなそうな二人なのでなんとなくわかるが、それよりもあの子供達が素直に自室にこもっていることの方が驚きだった。それだけこの神域の言葉は絶対らしい。子供の頃から底知れない奴だったが、老いてますます底が見えなくなっていると、市川は神域を見ながら思った。
「それで、お前はなにをしている」
「んー・・・マウントポジション?」
 聞くな、と市川は内心で思った。自分の腹の上に跨りながらおそらくいい笑顔をしているであろう神域を見えない目で睨む。しかしそんなもの、神域には痛くも痒くもなかった。むしろ笑みを深くする。
「そう睨むなよ。ガキどもよりずっと気持ちよくしてやるから」
 言いながらサングラスを外し、服を脱がしにかかってくる神域に市川は全力で抵抗する。なぜ少年にも抱かれ、その少年が歳を経た神域にまで抱かれなくてはいけないのか。おかしい、すでにこの時点でおかしい。
「おい、やめろ」
「抵抗すんなって。13の相手で慣れてるだろ?」
「好きで慣れたんじゃない!」
 神域は市川の浮いた肋骨にキスを落とす。すると相手の体が跳ねた。ずいぶんと開発してるな、と神域は昔の自分を褒める。これならすぐにでも落とせそうな感じだ。あとで少年にご褒美をやっておこうと神域は密かに思う。
 しかしその前に、今は目の前の彼で楽しもう。
「ッ・・・!いい歳をしてなにをしている!」
 その言葉に、神域は顔を上げて市川を見下ろす。そんな言葉で自分が引き下がらないということぐらい、わかっているだろうに。よほど焦っていると見える。
「まさか昔の俺はよくて、今の俺は駄目って言うのか?そんなことはねぇだろう。それともあんたは少年趣味なのか?」
「馬鹿な・・・!」
「まぁ俺は今も昔もじじい趣味のようだがな。あいつら、俺にも手を出すし」
「はぁ?!」
 なんだか今、聞き捨てならないことを聞いたような気がしたが、恐ろしいので市川はあまり深く考えないことにする。
「そんなわけだから大人しく喰われてくれよ、市川さん」
 神域は市川にキスをする。もう文句は言われなかった。少年は一度言ったら聞かない。神域もそうだと見て取って諦めたのだろう。
「下手だったら殺すぞ」
「言ったろ、ガキなんかよりずっと気持ちよくしてやるって。13相手じゃ物足りなくなるぐらいよくしてやるよ」
 ぞくりとするぐらい、艶のある表情で言われる。
 これは壊されるかもしれない。
 市川は若い少年相手にすら思わなかったことを、神域相手に思った。


END

 

 

神域様はもちろん経験豊富です、上も下も。
ごめんなさいおじいちゃんが大好きですごめんなさい・・・。
大人の余裕がある市川先生でも余裕がない市川先生でもどちらも好きです。
13相手には余裕があるといいなぁ。神域相手には余裕ない感じで。というか神域に余裕がありすぎるんです。流石神域。
神域の言葉は神の言葉なので19も13も逆らえないよ!


恋人を射ち堕とした日のアレンジがすさまじいですね。
陛下この曲になにか特別な思い入れがあるんですか、ってなぐらいに。
なんていうかその・・・すごくキュンキュンしてしまいましてね・・・。陛下の可愛さと色気とノリノリっぷりは異常。
シャイたん出番少ないのに(…)存在感がすごい、なにあの子、一人でみんなの視線を釘付けにしてる、なにあの子。可愛いよシャイたん、可愛いよ。
シャイたんと陛下がこんなに可愛いのは予想外でした。
Triumph、買えばよかった・・・本当に、買えばよかった。
値段が高い高いって文句言わなきゃよかったです。密林じゃあもう置いてないじゃないですか・・・。
再販マダー?もう写真集とかつけて豪華にしなくていいのでライブDVDだけ買わせてくださいいやもうほんとまじで。
でも写真集がメインだという不思議。

いつかシャイたんとイヴェが一緒の舞台に立ってるところが見たいです。
自分の嫁(…)を自慢してるといいです。なんだかこの二人は仲が悪そうなイメージ。焔の悪魔と冬の王子だし。
無理かもしれないけど、でもきっと陛下なら・・・陛下ならなんとかしてくれるはず・・・!

moiraのジャケットがいつの間にか見れるようになってましたね。
初回限定(?)の方はなんかふわふわした感じの雰囲気ですごく好きです。
今回のは神話がモチーフなの?なんかそんな感じがしなくもない。
9月3日が楽しみです。密林が発売日にちゃんと届けてくれるのかはわかりませんが。

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自己紹介:
1月14日生まれの新潟県民。

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最近はfkmt作品に手を出してます。
乙一作品と三原ミツカズ作品と藤田和日郎作品も好き。
節操なしの浮気性です。
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