狐の面が売ってる所を見たことがない

森見登美彦のきつねのはなしを読みはじめました。短編集だったんですね。とりあえず表題作だけ読み終わりました。
この人は健全なストーカー話とか明るい話のイメージが強かったので、ホラーでしっとりな雰囲気は以外です。担任に「きつねの話はちょっと怖い系」って言われた時、本気で「もっと犯罪臭いストーカーの話なのか」と本気で思ったのは秘密です。
森見はそれくらいストーカー話のイメージが強いんだ・・・。最初に読んだ作品が夜は短し歩けよ乙女で、その次が太陽の塔だったから。
んで、きつねのはなしですが、幻想的で凄く私好みです。描写の仕方とかも。この人こんな話も書けたんですね。
もちろん天城さんには大変萌えさせていただきました。なんだか知らないけど天城さんが私の脳内でばさらの久秀に変換されるので必要以上に萌えました。
読んでると、天城さんと久秀の雰囲気が似てる気がするんだ。天城さんの描写を見る限りでは、久秀の方がしっかり筋肉付いてそうだけど（久秀はそれなりに筋肉付いてると思うよ）。でもやっぱり久秀なんだ。薄暗い感じとか、物収集してたりだとか、人から大切な物を奪ったり（？）だとか、嫌な性格だとか。天城さんは絶対に黒禍的なものが見えてる。
いつか天城さんが主人公に「卿は何が欲しい」って言うんじゃないかと本気で思ってました。まぁ欲しいものは欲望のままに奪って主人公困らせてましたが。天城さんは物が欲しいってか、それを奪って相手がわたわたするのを見るのが好きなんだろうか。

あと今日は先生からやさぐれぱんだを借りてきました。山賊君がどう見ても小太郎です本当にありがとうございました。彼が黙って忍化粧したら完全に小太郎だと思います。
やさぐれぱんだは数十ページに一回くらい声を出して笑うところがある。面白いけど自分でお金を出して買ってたら後悔してたなぁ、と思いました。
パンダはリアルに50代だと信じてる。