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おっさんと人外を中心によろずっぽく。凄くフリーダム。
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相変わらず豪華すぎて焦る。だ、大丈夫ですか、陛下。お金的な意味で。
陛下って絶対自分の分の収入を歌姫達とかボイスアクター達に回してますよね。そうじゃなきゃこんな豪華にできない、と思う。
陛下、一生付いていきます。

皆に救いが無さすぎてどうしようかと思いました。ミラたん容赦なさすぎ!ちょっとは手加減してあげてぇ!
死せる乙女その手には水月を聴いて泣きそうになりました。お兄ちゃんの叫び声が・・・。
ところであの赤紫色のページは捲れたんですね。くっついてて気がつかなかった。

全体的に烈しいです。大変私好みです。
陛下の声が大好きです。イケメンボイスすぎる。今もいいけど、昔のあの歌うのもトークも慣れてないような鼻声っぽいのがすごくツボでした。
冥王がそんなもたっとした歌い方ですごくツボに入りました。あああああゾクゾクする。
もう冥王様(死神?)にメロメロです。歌詞カードにちらっとうつってるのって冥王様ですよね。美人さんすぎる。
陛下はCDを出すたびに歌が上手くなってますね。

詳しい設定とかはそのうちまとめサイトができるだろうからそこを見ようと思います。登場人物が多すぎるんだ、名前が聞き取れないないんだ。
とりあえず、じまんぐがいったいどんなテンションで収録してたのかが非常に気になります。素のままじゃああれは無理だwww

ボーナストラックの隠しアドが見つからない\(^O^)/
探す、頑張って探す。見付けてもパスワードがわからないんだろうけど(…)
イベリアのボーナストラックも未だに聴いてません。パスワードが凶悪すぎる。
毎回毎回歌が素晴らしいんですが、それと萌えも素晴らしすぎて複雑です。こんな不純に楽しんでいいんでしょうか・・・。
ミラ×冥王と双子とレオン×アレクサンドラ(名前あってますか?)にキュンキュンしすぎてやばいです。
特にミラ×冥王を倍プッシュ!
冥王の言ってる母上=ミラでいいんでしょうか。万物の母たる創造主 運命の女神 Moiraってなってるし。
そのうち書いてしまいそうで怖い。
ミラのイメージがなぜかミシェルたんとかぶってます。女王様みたいに高笑いしてるイメージ。

ライブが楽しみです。みにいけないだろうけど今回こそはDVD買う、絶対買う。冥王様にメロメロなので。
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ずっと初回限定の方はDVDがついてくると思ってたんですが・・・あれ?
特製BOXだけですか。なに、800円もすんの、この箱。
私がどこだったかで見たPVっぽいのはなんだったんでしょうか。
いや、いいんですけどね。
これから聴きます。
赤紫色のページ歌詞が見えねぇぇぇぇ!
国民に対する陛下の挑戦と見た。



続きは拍手お返事です。
サイレントの方もありがとうございます!




せいやではなくおにいさんを買いました。やっと1巻売ってたよ。
あのノリがツボすぎて笑いが止まりません。イエスがみんなから愛されすぎてる。可愛いよイエス、可愛いよ。
昔親に聖書を読まされたり、小学生の頃手塚治虫のブッダを読んだおかげでネタが理解できて嬉しいです。
こんなところで聖書の知識が役に立つとは思わなかったよ(でも不思議だね、うちは特に信仰している宗教ないのにね)
1巻のプールの水を真っ二つにするシーンが大好きです。もうツボにはまりすぎてあのコマみただけで笑いがこみ上げる。
紅海を二つに分けてモーセ達がファラオ軍から逃げたという奇跡は神が起こしたのではなくイエスが起こしたというわけですね、わかります。
一度ちゃんとお父さんとか大天使達出てこないかなー。イエスへの過保護っぷりが見たいです。大天使達はイエス大好き。
3巻が楽しみです。
これを読んでいると荒川サンダーザブリッジも読んでみたくなりますね。とりあえず頑張ってfkmt作品を集めてから・・・。


続きは拍手お返事です。
サイレントの方もありがとうございます!



ナイトメアプロジェクトの真夏のナイトメアが今日で終了ですね。
今までずっとパスワードをメモってきたのに入力制じゃなくてちょっと複雑な気分になりました。クリックするだけでいいのか。だったら最後の一週間を見ただけでことが足りるじゃないか。
まぁいいんですけどね、うん。
プレゼント画像にすごくドキドキしました。むしろはぁはぁしました。猫可愛いよ、猫。
いやそれよりもグリフォンが・・・グリフォンが!
ままままマジで?!ここでグリフォン来るの?ごめんなさいグリフォン大好きです、ぶっちゃけ歪アリキャラで一番好きです。
蛇のあの性格がツボすぎてもう駄目。大好き。惚れる。
ずっとグリフォンなんて一番影の薄いキャラだと思ってました。よかった、ちゃんと需要あるのね。
好きなキャラアンケートでグリフォンに投票したんですが、だから画像がグリフォンだった、ってことはないですよね?みんな一緒?
毎日記憶のカケラを見てたらまた歪アリをプレイしたくなりました。やろうかな。

歪アリ問わずグリフォンが好きです。あのデザインは神がかりすぎてると思う。
だって鳥+獣+場合によっては蛇ですよ。絶対創造した人は、可愛い+可愛い+可愛い=超可愛いじゃね?うはww俺天才wwwってノリだったと思います。
ヒッポたんも可愛い。馬を目の敵にしてるはずなのに馬との間に子供作っちゃうグリフォン萌え。そこに至るまでの経緯を考えるだけでご飯三杯いけます。
なんでグリフォンとかそういうのってリアルにいないんだろうね。この世に幻獣とかポケモンとかいないんだ、とふっと我に返って鬱になるのは良くあることです。
でもヒトガタはいるよ!深海に潜んでるよ!


すみませんリヴリーです。擬人化です。うちのムシチョウと私のアイドル、オオムシチョウ様です。
うちのムシチョウは♂でプラテリなし。白に近い灰色の体。擬人化すると見た目は20代半ばだけど実際は40代半ばという不思議ちゃん。ちなみにサブです。
メインはヴォルグです。ただいま目に悪いピンク色に色変え中。
いろいろマイ設定がひしめいてますが、さらっと流すように読んでやってください。ただムシチョウへの愛が爆発しただけのものなので。ムシチョウ可愛いよ、マジで可愛いよ。

 

 

 

 明らかに他の部屋とは雰囲気の違う場所だった。壁や敷かれているタイルのせいで、部屋全体に赤みがかっている。そのタイルの割れ目からは、やはりどこか赤みがかった草花が生えてきていた。
 天井からは数多くのフラスコがぶら下がっている。その中には赤紫色の液体と、まだまだ未熟な生命が入れられている。この部屋を訪れた男も、何十年も前はこのフラスコの中に入れられていた。
 部屋の隅にある巨大な天蓋付きベッドに近づく。そこには一人の初老の男が眠っていた。いつも頭に頂いている王冠は、流石に今はかぶっていない。
 彼は一日の大半の時間を睡眠に費やしている。眠るのが好きなのか、それとももうそうしないと体がもたないのかは、長い付き合いだったが未だに男は図りかねていた。
 規則的な寝息を立てている老人に、男は手を伸ばす。しかしその手が相手に触れることはなかった。瞬間、布団の下からふさふさとした毛で覆われた、太く長い尻尾が伸びてきて、男の手首をとらえた。
「眠っている者を襲うように教えた覚えはないけど」
 からかいを含んだ声だった。見れば老人は楽しげに目を細め、男を見上げている。起きていたらしい。いったいいつから起きていたのだろうか。
「人聞きの悪いことを言うな。それに、俺はお前から何一つ教わった覚えはない」
「あれ、そうだっけ」
 くすくすと喉を鳴らして笑う。とたんに、実際の年齢よりも幼く見えた。というよりも、そもそも男は彼の正確な年齢を知らない。そして名前も知らない。ただずっと前からこの城に住んでいて、錬金術でムシチョウを生み出している。この世界の全てのムシチョウ種は彼によって生み出されていた。もちろん男も例外ではない。
 GLL城にある火ノ間。通称オオムシチョウノ間。そして彼が、オオムシチョウと呼ばれている全てのムシチョウの父であり王。もう何百年も姿を変えずに、そこに在り続けているのではないかという噂もあった。それだけ、謎の多いリヴリーだ。
「それで?眠っていた僕をわざわざ起こすほどの用事って、なにかな」
 男の手を解放してやり、老人は上半身だけを起こす。やはり目を細めたまま、男を見た。その目は好奇心に輝いている。
「子供が父親に会いに来るのに理由がいるのか?」
 言いながら唇を歪め、人の悪そうな笑みを浮かべた。昔はあんなに可愛かったのに、今じゃこんなにすれちゃって、と老人は内心で思う。
 男はベッドの縁に膝を乗せると、片手をついて体を支えた。そしてもう片方の腕を伸ばし、老人の顎をとる。ゆっくりと、顔を近づけていった。しかし老人は動じない。男のこの手の行動には慣れている。
「意中のお子様には手を出さないのに、僕になんかにちょっかいを出してていいのかい?」
 もう少しで互いの唇が触れ合うというところで、男の動きがぴたりと止まる。目を丸くして、驚いたような顔をしていた。いつでもどこか余裕のある雰囲気を持っているため、男がこんな表情をするのは珍しい。思わず、老人の笑みが深くなる。
「なんて言ったっけ?君の好きなお子様。確か黒バナナピールの・・・」
「ちょっと待て」
 いつもより早口に男が制止をかける。体を離し、探るような目で相手を見た。流石にもうあからさまに驚いたような表情はしていないが、微妙に顔が引きつっている。
「俺はそんな話などしたことはないはずだが?」
「僕のところにくる物好きは君だけじゃない、ってことだよ」
 男の脳裏に、二人の女性が浮かぶ。男が居候している島の二大権力者。まさか彼女達が話したのか。女三人寄ればかしましいというが、彼女らは一人でも騒がしい。二人揃えばさぞかし煩いことだろう。
「意中のお子様は振り向いてくれないのに、ムシクイの双子ちゃんにはモテモテなんだって?」
 おかしくておかしくて仕方がない、という様子で老人が言う。男は思わず奥歯を噛みしめた。
 あの女、余計なことを…。
 内心で蜘蛛女とヴォルグ女に呪詛を吐く。一番知られたくない相手に、自分の弱みを握られてしまった。普段からこの老人には敵わないでいたというのに。
「ちょっかい出すだけじゃなくて、ちゃんと好きだ、って伝えてあげたら?」
「煩い。ちょっと黙ってろ」
 次から次へと精神攻撃を繰り出す老人を黙らせるため、男は改めて相手に顔を近づける。今度こそ、口付けをするはずだった。
「甘いよ、ジャリっ子」
 老人の尻尾が伸びてきて、男の額を軽く小突く。その瞬間、ふっと男の体が変化した。人間の姿から、体が長い毛で覆われた元のムシチョウの姿へ戻ってしまう。
「なっ・・・?」
 予想外の出来事に、男は声を上げる。普通のリヴリーとは違うとは思っていたが、まさかこんなこともできるとは思っていなかった。
 男が目を白黒させていると、老人はチャイムの魔法を使う。すると次の瞬間には、この城で老人に仕えているミニリヴリー達が大勢現れた。なぜみんながみんな幼児の姿をしているのかは、GLL城七大不思議の一つだ。
「およびですかぁ、きんぐ」
 一人が間延びした口調で言うと、他のミニリヴリー達も同じ台詞を同じ声で、口調で、繰り返す。
「お客様がお帰りだよ。玄関まで運んでおあげ」
「いえす、きんぐ」
 ミニリヴリー達がみんなで元の姿に戻った男を持ち上げる。見かけによらず豪腕だ。頭上で支えながら、ミニリヴリー達は玄関に男を運ぶべく歩き出した。
「え、ちょっと待て・・・待て!」
 慌てて男が老人を見る。しかし老人はベッドの上で笑いながら、ゆるゆるとこちらに手を振っているだけだった。
「城の外に出たらまた人型に戻るから安心して。でも一歩でもこの城に入ったら、またその姿になるよ」
 男が大人やモンスターにはともかく、小さな子供には手を上げないということを知っている。というよりも、普段接しないので接し方がわからないだけなのだが。ともかく、男がミニリヴリー達を傷つけることはない。だから、たぶんあのまま運ばれていくのだろう。
 GLL城は一般のリヴリーに開放している。入り組んだ場所にあるこの火ノ間まで来る者は少なくとも、普段からかなりの数のリヴリーが城を出入りしていた。そして男は目立つのを嫌い、普段はあまり出歩かない。子供に運ばれているムシチョウというのはさぞかし目立つだろうなぁ、と老人は笑った。これだけこの城に来たのを後悔させておけば、しばらくはちょっかいを出しに来ないだろう。
「今度、彼女達が遊びに来たらお礼を言わなくちゃね」
 面白いものを見せてもらえたから。
 喉を鳴らして笑いながら立ち上がり、ベッドサイドの丸テーブルに置いていた王冠をかぶる。そして、遊んだことだしそろそろ仕事をしようと、新たな命を生み出すべく天井からぶら下げられているフラスコに近づいた。


END

 

 

 

 

オオムシチョウは私のアイドルです。いつかリヴでオオムシチョウが目覚めるイベントとかやって欲しい。

リヴはリアルにいたら絶対可愛いだろ、っていうの多いですよね。もふもふっ子が多くて幸せです。
プリミティブシリーズが好きです。もうみんな可愛すぎる。Pパキケがもふっもふで好きです。普通のパキケはあんまり好きじゃないけどPパキケは大好きなんだ・・・!
Pパキケ×Pブラドを倍プッシュ。
Pムシチョウは出るんでしょうか。楽しみにしてるんですが。Pシリーズの特徴はなんといっても野性味ある体ともふもふ。
ムシチョウが今以上にかっこよくなってもふもふになるわけだ。物凄く楽しみです。


お風呂とかに虫様がいられると本当に恐怖なので勘弁してくださいorz
なんでそんな大きなカトンボがいるんですか。リアルに俺の傍に近寄るな状態になりました。
なんとか窓から追いかえそうとしたけど結局見失ないました。見失なうのが一番怖いよ!眼鏡かけてないとよっぽど近付かれるまで気がつかないんだよ!
虫怖いよマジで怖い。ケモナーだけど虫の壁が越えられない。カエルとかミミズもだめ。
カタツムリに寄生するなんとかって寄生虫の写真は今でもトラウマ。
なんか心臓に悪い姿なんです。もうちょっと可愛いければあるいは、という感じですが。ミミズは小さい蛇だと自分に言い聞かせようとしたけどやっぱり無理でした。
昔は普通に触れたのにね。むしろハントしてたよ。狩りだよ。
なんで大きくなると触れなくなるんでしょうか。どこにその根性を置いてきてしまったんでしょうか。拾いに過去へ戻りたい。
私が怖いのは幽霊と虫とカエルとミミズと動物の剥製です。
生きてるのは大丈夫なのに剥製になるとほんと怖い。長い時間見てられません。あの恐怖はどこから来るんだろう。
死んだ動物を飾っておくなんて趣味悪いよ!動物は生きて動いてるのが一番美しいんだよ!

昨夜、ジョルディア祭の絵チャに参加した方々、お疲れ様でした。大変濃い5時間でした。
今日これから用事がなければ最後までいたかったのですが・・・(眠気が限界で最後の方頭痛と戦ってたのでこれは寝なければ、と思ったorz)
だからログをください・・・!
もうほんとに皆様のHENTAIっぷりとドSっぷりが素敵でした。あれを見てると私もまだまだ変態ではないな、と。ともかくMな私に優しい空間でした。ドキドキしっぱなし(リアルでもネットでよよく私がS扱いされるのはなぜなんだぜ?)
ジョジョとジョルディアの燃料が補給できたので、ジョジョ書くよ、ジョジョ。

ジョルディア絵チャをやったせいか、ボスが出てくる夢を見たはずなんだけど内容が思い出せません。でもなぜかその後に見たエンテイが出る夢は覚えてるっていう。
絵チャでミュウツーの話ばっかりしてたんだからエンテイじゃなくてミュウツーが出るべきじゃね?私の唯一人外の嫁が出るべきじゃね?
でもそんな空気の読めないところも大好きです。あのもっふもふな毛とムチムチな太い四肢が大好きです。
それはそうとポケモンプラチナは本当に出るんですね。ちょっと前までネタかと思ってました。
9月に出るならいま無理してダイパを買わなくていいですね。
でもアマゾンでプラチナの値段が7800円になってるのはなぜだろう。しっかりしろ、アマゾン!
とりあえず9月はSHの新曲が出るので、しかも初回限定の方を注文してしまったので、9月中に買うのはたぶん無理です。陛下頑張れ、超頑張れ。

やっとアカ鷲が書けました。
やっぱり鷲巣様が猫になってます。注意!

 

 

 

 

 とある場所に寄った帰り、青年はある予感がして、その予感が当たっているのかを確かめるために鷲巣邸へと足を運んだ。
 青年の姿を見て、白服達がわずかに顔を引きつらせる。家には上げたくない、という雰囲気をみんながみんな出していた。いつも歓迎されているわけではないが、ここまで拒絶されることも珍しい。そう思いつつ、そんなことにはまったく気にも留めず、青年は手に先ほどここに来る前に買ってきた、茶色い紙袋に入れられたそれを片腕に抱えながら勝手知ったる鷲巣邸へ上がりこんだ。
 鷲巣の私室は、二階の一番日の当たる部屋。その隣がワシズの部屋。しかしだいたいワシズは鷲巣の私室に来て一緒に仕事をしているので、青年は鷲巣邸に来るとまず真っ先に鷲巣の私室へ足を運んでいた。
 そして今日も、ノックもなしに遠慮なく扉を開ける。
「・・・!」
 いつも鷲巣が仕事をする時に使っているデスクの上に、一匹の白い猫が乗っていた。そのデスクのすぐ後ろに設置されている窓は開け放たれており、白いカーテンが風ではためいている。その窓から見える光景は、いつだって背の高い木々が幾つも植えられた雑木林だ。いつもと同じ光景のはずだった。その白い猫がいること以外は。
 猫は驚いたように大きなアーモンド形の目を更に大きくさせて、赤い瞳でいきなり入ってきた青年を凝視した。だがやがて青年が一歩部屋の中へ入りこんで来たので、慌ててデスクから下り、ベッドの下へ逃げ込もうとする。しかし易々とそんなことをさせてくれる青年でもない。下に下りたところで、青年の大きな手で床に敷かれた絨毯に体を押さえつけられてしまった。
 威嚇するように、猫がふー、と唸り声をあげながら青年を見上げる。それを見て、青年は喉を鳴らして笑った。
「まさかと思って来てみたら、本当にあんたも動物になってたとはな、鷲巣巌」
「黙れっ・・・!」
 白い猫、もとい鷲巣は、あっけなく正体を見破られ、その小さな体からどうやって出すのだと思うほどの怒鳴り声をあげた。容赦とか遠慮とかという言葉を知らない青年が、思い切り体を床に押し付けているので苦しい。
「放さんか、無礼者!」
「なぁ、ワシズの方はどうした?あっちもなにかしらの動物になってると思ってたんだが」
 鷲巣の声が聞こえていないかのようにさらりと彼の言葉を無視しながら、青年は部屋を見渡す。この部屋にはもう他の生き物の気配はしない。だがワシズが自分の部屋にこもっているとも考えられない。ワシズが動物になっても人間のままでも、鷲巣がこうなってしまった以上、どうしてそうなってしまったのか二人で話し合うはずだ。
 俺が来たのを察知して逃げたか。
 青年は開け放たれた窓を見ながらそう考える。しかしここは二階だ。いくらなにかしらの動物になったとはいえ、この高さから飛び降りては無事では済まされない。鷲巣がこの部屋に残っていたのがいい証拠だ。おそらく飛び降りたくても飛び降りられなかったのだろう。ならばワシズは鳥かなにかになったのだろうか。飛んでどこかに逃げたのか。
 いや、それはないな。
 青年はそう結論付ける。他の者ならともかく、鷲巣を置いて彼が逃げるとは考えづらい。自分自身は見捨てない。近くでこちらの様子をうかがっているはずだ。
 青年は窓の外を見る。そして、ふっ、と口端をつり上げた。
「あ、あ奴のことなど知るかっ!」
「・・・そうか。残念」
 ひとまず、ここは鷲巣の言葉に納得したふりをしておく。姿を見せないワシズよりも、今は自分の手の下でもがいている鷲巣でどう遊ぶかが重要だった。
 青年は鷲巣を押さえつけたまま、持っていた荷物を床に置く。その中に手を突っ込んでなにやら探っていた。嫌な予感しかしない鷲巣は、キーキー喚きながらもしっかりと目で青年の動きを追う。
「お、あったあった」
 取り出したのは、黒い皮で作られたやたらと高級そうな首輪とリード。つまり青年が鷲巣邸を訪れる前に寄った場所というのが、ペットショップなわけで。
「な、なにを・・・!」
 ここまで来たらなにをされるかなんてわかっている。しかし叫ばずにはいられない。
「本当はじじいのために買ったんだが、鷲巣にやるよ」
「馬鹿、やめろ!そんなものをわしにはめるなんて・・・!」
 鷲巣が必死に青年の手の下から抜け出そうとする。興奮しきって毛は膨らみ、目じりに涙が浮かんでいた。それでも青年は楽しげに、鷲巣を片手で抑えながらもう片方の手で器用に首輪をその首にはめていく。
「ぐっ・・・!」
 首が絞まるぐらい、きつくきつくはめられた。犬用の首輪だったため、猫の首には少し大きかったのが幸いした。これでもし猫用の小さなものだったら、この悪魔は容赦なく更にきつく絞めてきただろう。そして苦しみもがいている鷲巣を見て喜んでいたはずだ。
「やっぱりちょっとサイズがでかいな。後でまた新しいのを買ってやろう」
 首輪とリードを繋ぎながら青年が言う。そして、立ち上がった。
「せっかくの晴天だ。散歩に行くか、鷲巣」
 悪魔はそう宣言し、思い切りリードを引っ張った。更に首が絞まり、呼吸が上手くできない。しかし鷲巣は満身の力を込めて絨毯に爪を立て、抵抗した。
「誰が貴様に連れられて歩くかぁぁぁ!!」
 猫の姿になったというだけでも屈辱だったのに、その上この世で一番嫌いな男から首輪をはめられ、すでに鷲巣の自尊心はボロボロだった。しかしだからこそ、ここだけは譲れない。これ以上惨めな気持ちにはなりたくなかった。
 しばらく青年と鷲巣の攻防が続く。だがもちろん青年の方は遊んでいるだけだ。人間の力の前では、小さな猫の力など微々たるもの。猫は本気を出せば人間を殺せるというが、鷲巣が口でなんだかんだ言いつつ自分を殺さないということをよく知っていた。万人の前では鷲巣は文句なく殺す側の人間だろうが、青年の前では所詮殺される側だった。鷲巣も気が付いていない心の奥底に、青年への恐怖があるから手を出せない。いかに王であれど、悪魔には敵わない。
「知ってるか、鷲巣」
 十分に無意味な鷲巣の抵抗を楽しんだ青年は、不意に今思い出した、というふうに口を開く。
「あ゛ぁ?!」
「猫はアワビを喰うと耳が落ちるそうだ」
 そう言われた瞬間、鷲巣の体がびくりと揺れる。そして、恐る恐る青年を見上げた。笑っている。悪魔が、笑っている。
「試してみるか?」
 猫がアワビを食べると耳が落ちるというのは、ただの迷信ではない。ちゃんとした科学的根拠がある。今この姿で青年に無理やりにアワビを食べさせられたら…。
 そう思い、鷲巣はゾッとした。彼なら確実に、嬉々としてアワビを食べさせようとしてくるだろう。プライドを取るか、耳を取るか。
「・・・・・・」
 意識して、鷲巣は絨毯に立てていた爪を引っ込めるとゆっくりと前足を前に出した。怒りで体が震える。そんな鷲巣を見下ろしながら、やはり青年は機嫌良さそうにしていた。
「それじゃあ行くか」
 ククク、と青年が喉を鳴らす。
 結局この日、鷲巣は半ば引きずられるようにしながら青年に一日歩き回らせられていた。


END

 

 

 


鬼っ子から鬼になるんじゃなくて、悪魔に昇格するところがアカギのすごいところだよなぁ、って思います。
13はいじめっ子。19はドS。二人の一番の違いはたぶんそこです。神域はそのどっちも兼ね備えてると思います。

次回は引き続き狐な神域と鷲なワシズ・・・かな。

ところで家猫って自分のおっぱいを吸う癖がついちゃう子がいるそうですよ。いるそうですよ、鷲巣様っ!(やめろ)
 


とりあえず天をあらかた買い揃えるまで赤木×沢田は、保留っ!
なので今回は前回の獣ネタを引っ張ってアカギ(13)×お狐な市川で。13が徹底的に市川先生で遊んでます。深夜のテンションは怖いと思いました。
当ブログでは常に擬獣化ネタを募集しております。

 

 

 

 どういうわけか狐になってしまった神域を南郷に見せに行った時、彼はこちらの予想通りにとてもいい反応を示してくれた。それに気をよくした神域は、その後少年を置いて一人でふらりとどこかに行ってしまった。おそらくあらゆる知人友人に今の自分の姿を見せに行ったのだろう。
 銀色の狐が街中を歩いていて誰かに捕まらないかと少年は一瞬考えたが、神域もそこまで間抜けではない。そこらへんは要領よく立ち回るのだろう。
 あらかた南郷を神域とともに弄り倒し、おまけに朝食もご馳走になり、満足した神域はどこかへ行ってしまった。そうなると少年の弄る人物がいなくなってしまう。このまま家に帰るのもつまらなくて、少年の足は自然と市川の家へ向かった。何事にも冷静な彼は、神域が狐になったという話をしてもそれほど驚いてはくれないだろうが、それでもどんな反応をするのか興味があった。
「そう思ってきてみたら、なんかあんたも可愛いことになってんね」
 自然と少年の口端がつりあがる。目が見えていないはずのそれは、それでも雰囲気で察したのか少年を睨みつけてきた。
 目の前には、真白な狐。神域よりも若干毛が長く、そして量も多いような気がする。抱きついたらさぞかし気持ちのいいことだろう。
「市川さんも狐になってたとはね」
「も、とはなんだ。それよりも狐だったのか?」
 目が見えないせいで、自分が今どうなってるのかがわからないのだろう。それでも体の変化は感じているはずだ。苛々したように幾度も尻尾がたしたしと床を叩いている。無意識なのか気が付いている様子がない。そんな市川に、少年は事細かに、かつ楽しそうに今の彼の状況を教えてやった。
「・・・不可解な」
 少年の言葉を聞いて、信じられない、というふうに市川が呟く。長い毛に指を絡めながら、少年は喉を鳴らして笑った。
「まぁ生きていればこんなこと、一度や二度は起こるさ。実際、今朝はじじいも狐になってたしな」
「そんなこと、一度でもあってたまるか」
 市川はもともと合理的にものを考える人間だ。今のこの状況が受け入れられないのはしょうがない。というか、簡単に受け入れてしまっている少年の方こそ異常なのだが。
 いつまでも床を叩いている尻尾を少年が掴みあげる。そうされてようやく自分が無意識に尻尾を動かしていたことに気が付いたのか、市川は不機嫌そうに目を細めた。だがやがて、苛々していてもしょうがないと感じたのか、深く息を吐いて自分を落ち着けようとする。そして改めて少年の方を向いた。
「とりあえず触るのはやめろ」
「なんで?気持ちよくない?」
 だからこそやめて欲しいのだと、言うに言えない。言ってしまえば、徹底的に触ってくるだろう。
 狐になってしまったからなのか、顎の下や頭を撫でられると性的快感とは違った気持ちよさが体を駆け巡る。もっと撫でてと口走ってしまいそうになるのを恐れて、市川は少年から離れようとした。
 しかしここは鬼の子。市川の考え、そして動きを読むと胴体にがっちりと腕を回し、抱き寄せて膝の上に乗せてしまう。そして首もとのふさふさな毛に顔をうずめた。そんな子供じみた行動をしてくるとは思ってはいなかったので、市川はぎょっとする。
「ふさふさで、俺は気持ちいいけど」
「アカギっ・・・!」
 やめろ、と市川は少年に抱かれながらもがく。しかし細い腕に見合わずその力は強く、びくともしない。
「ねぇ、市川さんは気持ちよくない?」
「よくない」
「そう?おかしいなぁ」
 言いながら少年は顔を上げる。その口元は相変わらず機嫌よさげにつりあがっていた。もちろん少年は、市川が今どんな心理状態なのかをわかってやっている。
「じゃあこれならどう?」
「・・・!」
 軽く耳に噛みつかれ、市川はぴんと尻尾を立てる。背中にぞくぞくとしたものが走った。先ほどまでのものとは違う、もっとはっきりとした快感だった。
 相手の些細な変化を感じ取り、少年は喉を鳴らす。その笑いがどういう意味なのかわかっているから、市川は悔しげに歯を喰いしばった。
 体中を撫でられながら、幾度も幾度も耳を甘噛みされた。いくらやめろといっても、少年は聞き耳を持たない。ここまで来ると、どうすれば彼が自分を解放してくれるのかそろそろ勘付いてしまう。本当に嫌なことだが、こちらが気持ちがいいと認めるまで放さないつもりだろう。
 なんだってガキにこんな辱めを受けなければいけないのか、と市川は見えない目で少年を睨んだ。すると目元にキスをされてしまう。それにすら敏感に反応して、思わず声を上げそうになってしまった。悔しさと、声を上げないようにとで、更に強く歯を喰いしばる。
「そんなに力を入れると、歯が欠けちゃうよ」
「煩い」
 頑なな市川に、少年はしょうがないな、と肩をすくめた。そしていきなり腕に力を込めて市川の体を抱きなおすと、そのまま立ち上がる。
「まぁ今日はこれでいいや。それよりもあんた、狐の姿になって、一人暮らしで、しかも盲目って、なにかと大変だろ?」
 そんなことを口で言いつつ、少年が簡単に諦めないということを市川はよく知っている。そしてこの会話の流れ。嫌な予感しかしない。
「・・・なにが言いたい?」
「わかってんだろ。人間の姿に戻るまで、俺の家で世話をしてやる、って言ってるんだ」
 やっぱりそうきたか。
 少年の家に行くということは、神域と青年もいるということだ。あの三人になにをされるかわかったものではない。ただたんに触られるだけでは済まないだろう。彼らの家に行くということは、地獄に行くということに等しい。
「いい、黒崎を呼ぶ」
「なに?今日、黒崎さんがこの家に来る用事でもあんの?それとも電話で呼ぶ?その姿で」
 ククク、と鬼の子が笑う。完全にこの状況を楽しんでいた。
「そんなわけだから、四の五の言わずにうちへ来いよ。今度こそ、気持ちよくしてやるから」
 最後の方は声を低くして言われる。本気で市川は少年の腕の中で暴れた。しかしやはり見た目を裏切って、その腕はびくともしない。
 こうして、市川は不幸にも少年に地獄へお持ち帰りされてしまった。


END

 

 

 

狐の耳は性感帯ですか、そうですか。市川先生は赤木家で三人からもふもふ地獄に合うんだと思います。
だから余裕のある市川先生ってなんだ。
いや、本当に余裕のある市川先生は好きなんです。でも書けないだけです。

今度こそ次はアカ鷲かもしれない。アカギ(19)×猫鷲巣様で(地獄の淵が見えるまで擬獣化を引っ張る)
鷲な鷲巣様はいつか。


DP
某43様がポケモンパールを買ったそうで。すごく・・・羨ましいです。
近くに(?)持ってる人がいると余計欲しくなりますよね。もういい加減買っちゃおうかな、という気持ちになります。
でもダイパを買ったところでDSもあわせて買わないとプレイできないんだぜ。
ダイパをやるためだけにDSを買うのかといわれるとしり込みをしてしまいます。そこまでゲーマーじゃないし。
DSで他に面白そうなソフトがあればいいんですけどね。
なんかこう・・・人外的なものが出てくる奴。できれば育成ゲーとか。
どうしようか。
そもそもDSとDS liteってどう違うんでしょうか。性能が同じだったら別にliteじゃなくていいなぁ。ダイパやるだけだし。
今日、中古を見に行ったらDSの方で8000円ぐらい。liteの方で13000円ちょっとでした。この差はどこからくるんだろう・・・。
ダイパの中古は売ってなかったんですが、中古のDSと新品のダイパ合わせて買うと10000ちょっと超えるくらいでしょうか。
手が届かなくもない。うーん・・・。

ところで最近のポケモンって、2匹同時に出せるんですってね。なにそれ、一緒に戦うの?力をあわせて戦うの?
なんかそう考えるとすごくドキドキする。
初代しかしてない私にとって画面がカラーってだけでも新鮮なのに(…)二匹同時とかすごいですね。
あとポケモン商法もすごいと思う。映画とかイベントに行かないとポケモンがもらえないとかなんだなんだ。それを逃したらどうするんですか。
世界中で売られてるポケモン。それだけで年間どれくらい儲けてるんだろう・・・。
そりゃあ次々に続編を出すわなぁ。

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管理人>>シノハ。 または篠葉 零
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管理人の創作サイトです。
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プロフィール
HN:
シノハ
性別:
女性
自己紹介:
1月14日生まれの新潟県民。

ジョジョラーでケモナーでおっさん&おじいちゃんスキーでSHK国民。
最近はfkmt作品に手を出してます。
乙一作品と三原ミツカズ作品と藤田和日郎作品も好き。
節操なしの浮気性です。
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