おっさんと人外を中心によろずっぽく。凄くフリーダム。
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仔猫とハスキー犬が戦ってるというか、仔猫がハスキー犬相手にじゃれついてハスキー犬がやんわり相手をしている動画をみてキュンキュンしました。
なので触発されて短い話を。
仔猫と大型犬のセットはいいものです。
外国の大型犬を見るとどうしても老紳士をイメージするのは私だけでしょうか。ハスキー犬が擬人化したらきっと灰色の髪と蒼い目の少し天然な老紳士。
仔猫は姿勢を低くすると、伏せの姿勢をとっている私を少し睨むようにして見上げてきた。金色の瞳を私の蒼い瞳で見返す。視界の端で仔猫の白い尻尾がピコピコと揺れていた。
私は相手の出方を見る。もう何度も同じようなことを続けていた。
ぴくんと仔猫のヒゲが揺れる。すると仔猫は爪と牙を剥き出しにするとこちらに跳びかかってきた。私はそれを大きく口を開いて迎え打つ。
仔猫は私の口元に何度か猫パンチをしてきた。鼻先でそれを押し戻すと、今度はそこを噛みつかれてしまう。といっても、本当にまだまだ未熟な爪と牙なので怪我はしない。痛くないといえば嘘になるが、痛みよりも仔猫を本気で噛んでしまわないように意識がいくのであまり気にはならない。
仔猫が私にじゃれついてくる時は、本当に気をつけなけなければいけない。私のような大型犬に手加減なく噛まれてしまえば、仔猫の白く柔らかい体はひとたまりもないだろう。だから甘噛みをする。いや、どちらかといえばくわえるという表現の方が正しいのかもしれない。
私は鼻先に噛みついている仔猫を振り払うと、相手の動きを封じるように首根っこに噛みついた。もちろん、顎に力を入れないようにする。
「いたっ・・・!」
しかし仔猫の小さな口から発っせられたのは、悲鳴のような声だった。私は驚き、急いで口を離すと相手を見る。仔猫は痛みのためかその場にうずくまると、小さく体を揺らした。
「だ、大丈夫かい?」
牙を立ててしまったのだろうかと、私は慌てて仔猫の首根っこを舐める。見たところ怪我はしていないようだが、なかなかうずくまったまま顔を上げようとはしないので不安がつのってゆく。
「本当に、ごめん。手加減をしていたつもりだったのだけれど・・・」
反応をしめさない仔猫に私は何度も謝る。すると、先程よりも仔猫の体が大きく揺れはじめた。痛みに嗚咽をもらしているのだろうかと思ったが、しかし耳をすませればそれが間違いだということに気がつく。仔猫は、体を小刻に震わせながらくすくすと楽しそうに喉を鳴らしていた。
仔猫は顔を上げ、私の方を見る。金色の目を細くさせ、口元をいつもよりつり上げながら笑っていた。
「うっそ、だよぅ。びっくりした?」
目を丸くする私に、仔猫はなおも機嫌よさそうに笑いながら自分の鼻先を私の鼻先にすり寄せてきた。
「おじさんがいっつもてかげんしてくれてるって、知ってるよ。だから安心してあそべるの」
「・・・私はてっきり、強く噛んでしまったのかと」
「だいじょうぶ、今までそんなこと、一度もなかったよ」
仔猫は先程自分で噛んだ私の鼻先を労るように舐めてくる。ざらざらとしたそれは、少しくすぐったかった。お返しにと仔猫の頬や額を舐めてやると、相手は気持ち良さそうに喉を鳴らす。
「これからもいっぱいあそぼうね、おじさん」
「私でよければ、いつでも」
二人で約束を交わす。この約束がいつまでも有効なら、私は嬉しい。
END
仔猫はロリでもショタでもどっちでも美味しいです。
ところでこのたまに書いてる動物話は需要はあるんでしょうか。
TOPに人外多めって書いてあるし、いいですよね、書いても。
なので触発されて短い話を。
仔猫と大型犬のセットはいいものです。
外国の大型犬を見るとどうしても老紳士をイメージするのは私だけでしょうか。ハスキー犬が擬人化したらきっと灰色の髪と蒼い目の少し天然な老紳士。
仔猫は姿勢を低くすると、伏せの姿勢をとっている私を少し睨むようにして見上げてきた。金色の瞳を私の蒼い瞳で見返す。視界の端で仔猫の白い尻尾がピコピコと揺れていた。
私は相手の出方を見る。もう何度も同じようなことを続けていた。
ぴくんと仔猫のヒゲが揺れる。すると仔猫は爪と牙を剥き出しにするとこちらに跳びかかってきた。私はそれを大きく口を開いて迎え打つ。
仔猫は私の口元に何度か猫パンチをしてきた。鼻先でそれを押し戻すと、今度はそこを噛みつかれてしまう。といっても、本当にまだまだ未熟な爪と牙なので怪我はしない。痛くないといえば嘘になるが、痛みよりも仔猫を本気で噛んでしまわないように意識がいくのであまり気にはならない。
仔猫が私にじゃれついてくる時は、本当に気をつけなけなければいけない。私のような大型犬に手加減なく噛まれてしまえば、仔猫の白く柔らかい体はひとたまりもないだろう。だから甘噛みをする。いや、どちらかといえばくわえるという表現の方が正しいのかもしれない。
私は鼻先に噛みついている仔猫を振り払うと、相手の動きを封じるように首根っこに噛みついた。もちろん、顎に力を入れないようにする。
「いたっ・・・!」
しかし仔猫の小さな口から発っせられたのは、悲鳴のような声だった。私は驚き、急いで口を離すと相手を見る。仔猫は痛みのためかその場にうずくまると、小さく体を揺らした。
「だ、大丈夫かい?」
牙を立ててしまったのだろうかと、私は慌てて仔猫の首根っこを舐める。見たところ怪我はしていないようだが、なかなかうずくまったまま顔を上げようとはしないので不安がつのってゆく。
「本当に、ごめん。手加減をしていたつもりだったのだけれど・・・」
反応をしめさない仔猫に私は何度も謝る。すると、先程よりも仔猫の体が大きく揺れはじめた。痛みに嗚咽をもらしているのだろうかと思ったが、しかし耳をすませればそれが間違いだということに気がつく。仔猫は、体を小刻に震わせながらくすくすと楽しそうに喉を鳴らしていた。
仔猫は顔を上げ、私の方を見る。金色の目を細くさせ、口元をいつもよりつり上げながら笑っていた。
「うっそ、だよぅ。びっくりした?」
目を丸くする私に、仔猫はなおも機嫌よさそうに笑いながら自分の鼻先を私の鼻先にすり寄せてきた。
「おじさんがいっつもてかげんしてくれてるって、知ってるよ。だから安心してあそべるの」
「・・・私はてっきり、強く噛んでしまったのかと」
「だいじょうぶ、今までそんなこと、一度もなかったよ」
仔猫は先程自分で噛んだ私の鼻先を労るように舐めてくる。ざらざらとしたそれは、少しくすぐったかった。お返しにと仔猫の頬や額を舐めてやると、相手は気持ち良さそうに喉を鳴らす。
「これからもいっぱいあそぼうね、おじさん」
「私でよければ、いつでも」
二人で約束を交わす。この約束がいつまでも有効なら、私は嬉しい。
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乙一作品と三原ミツカズ作品と藤田和日郎作品も好き。
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