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短い話でリゾディアを。ギャング達もお正月です。
「ボス、お年玉をくれないか」
出会って新年最初の言葉がそれだった。どの口がそんなことを抜かすのかとディアボロはスタンドで殴りそうになるが、新年早々怒ることもないと思い、なんとか思いとどまる。
「なぜ私が三十路一歩手前の貴様にやらねばならん」
「一歩じゃない、二歩だ」
そこは譲れないとばかりにリゾットが間髪入れずにつっこむ。しかしディアボロにしてみれば同じことだった。28歳になってしまえば時の流れなんて一瞬だ。あっという間に二年なんて過ぎてしまう。それを身をもって体験している。
「ギアッチョがたかってくるんだ。俺と同じほどの月収のくせにな」
まだ未成年だからといって、お年玉をせがんでくる。普段は子供扱いをするとぶち切れるくせに、こんな時だけちゃっかりしていた。だからその前に、リゾットはディアボロから金をもらっておこうと思っていた。
「一人くらいケチらずにやっておけ。私なんてトリッシュとジョルノだぞ。しかもとんでもない額を要求してくる」
普通の子供がもらう額の桁が一つも二つも違う金を要求してくる。トリッシュならばいい。まだ自分の娘だ。目に入れても痛くないといえるほどの。しかしジョルノに要求されるというのがわけがわからない。
「あんたこそケチるなよ、金持ち」
「確かに私は金を持っているが、守銭奴だ」
自覚していたのか、とリゾットは思った。
「じゃあもうお年玉はいいからヒメハジメをさせてくれ」
「なんで上から目線なんだ、殺すぞ」
そもそも最初からそのつもりだっただろうとか、どうしてそんな姫はじめなんて日本の言葉を知っているんだとか思い、ディアボロは深いため息をついた。
「でもよかったな、私は金よりもずっと価値がある」
最初から期待なんてしていなかったのか、リゾットの目が驚いたように見開かれる。そんな彼を見てディアボロは目を細めて笑った。
END
ちなみにギアッチョはホルマジオにもたかります。
マジオはなんだかんだ言ってもお年玉くれるよ。おかんだから。
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