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おっさんと人外を中心によろずっぽく。凄くフリーダム。
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昨日の狐ネタを引っ張って赤木×沢田を書こうと思ったら、そういえば私この二人が互いになんて呼び合ってるのか知らない\(^o^)/
早く・・・早く天の続きを買おう・・・。
神域と沢田さんはどっちが年上なんでしょうか。私の予想としては神域の方が年上なんですが。
でももうこの際どっちでもいいです。基本は年下攻めですが、おっさん同士だとそこまでこだわりはないです。百合だから。もうリバでいいんです。
今はアカギと銀金と天を並行して買っているわけですが、全部揃ったら今度は黒沢を買いたいです。
あとメジャーなfkmt作品ってなんだろう。
零、涯、カイジ?カイジは未だに心が折れているのでもうちょっと精神を鍛えてからにします。本当は読みたいんです、読みたいんです・・・!
零と涯は可愛いおっさんとかおじいちゃん出ますか?
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神域が狐になってますのでいろいろな意味で注意。
もう開き直っているので反省も後悔もしてない。そして落ちも特にないです。

 

 

 


 三人の中で一番早起きのはずの神域がいつまで経っても起きてこないので、少年と青年は神域の自室に足を運んだ。そしてベッドの上でうずくまって寝ているものを見て、珍しく驚いたようにわずかに目を見開く。
 銀色に近い毛色をした、中型犬より少し大きめのもふもふとした動物がいる。この顔立ちは犬ではない。ならば狐か、もふもふだし。そんなわけのわからない考えが、若者二人の間に駆け巡った。
 青年達の視線に気が付いたのか、気持ち良さそうに寝息を立てていた狐の大きな耳がぴくぴくと揺れる。そしてゆっくりと瞼が開いた。くりくりとした黒い瞳が可愛らしい。狐は数度瞬きをすると、頭を上げて顎が外れるのではないかと思うほど大きく口を開けて欠伸をする。そしてベッドの上でお座りをすると、黙ってこちらを見ている少年と青年を見上げた。
「朝から揃ってどうした」
 二人に電流走る。狐が人の言葉を喋ったとかそれ以前に、その声は確かにいつも聞きなれている神域の声だった。
 つまりこの狐が神域か。少年と青年は同時に納得をする。まぁ生きていれば、こんなこと一度や二度起こるだろう。そんな驚くほどのことでもない。ましてやパラレルワールドなのだ。自分達が一緒に住んでいるように、なにが起きたってまったくおかしくはない。
 二人の強靭な精神は、あっさりとこの状況を受け入れた。基本的に賭け事以外では行き当たりばったりで生きているので、あまり細かいことは気にしないのだ。
「なんか可愛い姿になってんじゃん」
 ベッドサイドに腰掛けながら、未だに自分がどうなっているのか気が付いていないであろう神域に少年が言う。そこでようやく神域は、自分の体を見渡した。鏡がないので顔は見えていないだろうが、毛皮や前足、尻尾は目に入っただろう。驚きなのかどうなのかは知らないが、すっと目が細められる。ぱた、と尻尾が一度動いた。おそらく自分で試しに動かしてみたのだろう。
 しばらくして、神域は横に座っている少年と、立ったまま自分を見下ろしている青年を交互に見た。
「なんか動物になってるな」
「見た限りでは狐だな」
 冷静に自己分析をした神域に、いつの間にか取り出したのか煙草の紫煙を吐き出しながら、はやり青年が冷静に返した。非現実的な物事を前にして誰一人として動揺などしていない。根本的に普通の人間とは精神の図太さが違うのだろう。
「煙草」
 とりあえず、とばかりに神域が自分にも煙草をくれと催促をする。青年は一本箱から出すと、それを神域の口元に持っていった。そして一瞬、逡巡する。
「狐に煙草って大丈夫なのか」
「つーかその口で吸えんの?」
 少年が神域の顎の下を撫でながら尋ねる。もう片方の手はちゃっかり神域の前足を取って肉球をふにふにしていた。
 相手の好きなようにさせながら、神域は首をかしげる。そしてもう一度青年を見上げた。
「駄目か?」
「いや、だからその口じゃ吸えないだろ」
 少年のツッコミに、神域の耳が垂れた。人間の時と違って、その耳は感情がストレートに出るらしい。またまた二人に電流走る。なんだ、この生き物。人間の時も十分可愛らしいが、この姿もこれはこれで可愛らしい。本当ならどうやって人間の姿に戻すか考えるところだが、もう自然の成り行きに任せてこのままでいいんじゃないかと思うほどだった。だいたいいきなり狐の姿になったのだ。だったらまた、いきなり人間の姿に戻ったりするのだろう。楽観的に少年と青年はそう考える。
「煙だけでも口移ししてやろうか?」
 喉を鳴らしながら青年が言う。口元が笑っていた。少年がかばうように神域の首に腕を回してその体を抱き寄せ、青年を睨む。神域はふん、と鼻を鳴らすと、面白くなさそうにそっぽを向いた。
「別にいい」
 声が完全に拗ねている。青年はもう一度喉を鳴らした。神域とは反対にご機嫌だ。これ以上ないほど、ご機嫌だ。
「遠慮すんなって」
 神域の顎をとると、とがった口先を上に向かせる。腰をかがめて、その黒い鼻先にキスをした。不満そうに少年が声をあげ、神域は毛を膨らませる。
 神域は前足で青年の顔を退けようとした。しかしその前にその手を取られてしまい、今度は手の甲にキスを落とされてしまう。
「変態」
「最高の褒め言葉だ。なんならもっと他の場所にもキスしてやろうか?」
 その言葉を聞いた瞬間、少年が重そうに神域の体を抱き上げた。そして立ち上がり、部屋から出て行く。この一匹と一人を一緒に置いてはいけない、とでも思ったのだろう。青年の場合、やると言ったら本当にやるのだ。神域がなにをされるのかわかったものではない。
「重いだろ、自分で歩ける」
「いいから」
 家を出る。青年が追ってくる気配はなかった。
 少年は神域を抱きかかえたまま歩き出す。はっきりいって、銀色の狐を抱いている少年という図は大変に目立った。だがやはり、図太い神経を持っているので一人と一匹は気にしないし気にならない。
「どこへ行く?」
「とりあえず南郷さんの家」
「いい選択だ」
 彼らが知っている人物の中でも、特に普通の人間並みの感性と神経を持っているのが南郷だ。狐に姿を変えた神域を見れば、さぞかし面白い反応をしてくれることだろう。それを思って、神域と少年は喉を鳴らして笑う。
「ついでに朝飯も馳走になるか」
「南郷さんの手料理久しぶりだな」
 勝手なことを言いながら、自由人達は南郷の自宅へと向かった。

 

END

 

 

 

変態!!変態!!変態!!変態!!(AA略)

それはそうとアニメで19が南郷さんと再会した時に言った「あらら」って言葉が凄く可愛らしいと思います。なんか凄く嬉しそうに言ってますよね。


魔導物語は今までサタンが受けでシェゾが攻めなのが世間様で普通だと思ってたけど、違うとな?
相変わらずことごとくマイナーな道に行きますね、私は。いやでも本当にシェサタが基本だと思ってたんだ・・・。
王道カプにはぁはぁしてるのなんてアカ鷲ぐらいなものです。王道ってかもはや公式なんだろうけど。
某サイト様のシェサタ小説と、某サイト様のシェサタイラストにドキドキしてます。もう可愛らしいサタンにメロメロです。
あの性格が凄く好きだ。ツンデレなのか、あれは。素直じゃないくせに寂しがり屋だと可愛い。なにげに背が高いのもいい。あれは角込みの身長なのか?なにはともあれ攻めよりも身長の高い受けが好きです。
おっさんじゃないのに私がこれだけはぁはぁするのも珍しいです。人外っつってもほとんど見た目は人間なので、私の萌える要素にはならないし。
いったいなにがツボにはまったのか自分でもわかりません。やっぱ性格でしょうか。私がサタンに夢を持ちすぎてるせいもあるんでしょうけど。

それにしてもサタンは本気を出せばオールジャンルのラスボス達にも引けをとらないってか、ほとんど負けないだろうにぷよだととたんに弱くなるから不憫だ。少なくとも本気を出せばジョジョの歴代ラスボス達より強いと思うよ。
でもぷよ通でもSUNでも弱すぎて泣いた。サタンが可哀想で。てかぷよは総じてボスクラス(?)のキャラが弱い。ルルーもシェゾも。
一番苦戦したのはアルルとあのハチでした。ハニービーだっけ?(ハニーたんはずっと男の子だと思ってたよ…!)
しかしSUNは私も兄も買った記憶がないのになんでうちにあるのかね?
魔導物語やりてー。


フリーページの方にリンクを二件追加。本当はもう一つ追加したかったサイト様があるのですが、リンクフリーかどうかわからなかったので泣く泣く断念。報告?なにそれ美味しいの?鶏肉女な私にはそんなものわからない(…)
ちなみにfkmtサイト様です。

で、擬獣化話ですが。
最近真っ先に好きなキャラができると脳内で擬獣化させてしまいます。獣はいい。萌ゆる。ケモ耳が生えるとかそういうレベルじゃなく、完全に動物になんの。ケモ耳とかそんなんコスプレだし、獣じゃねぇし(おま…)
銀さんと神域と市川先生は狐ですよね。なんか狡猾そうなイメージ=狐です。もっふもふ!!
アニメの市川先生は髪の毛からして狐を連想させます。あの髪に顔をうずめてもふもふしたい。
グラサンかけてる狐とか可愛いじゃないですか。しかも目が見えないとか。その代わり抜群に耳と鼻がいいんですよ。本当に目が見えてないのかよ、ってなぐらいに。いい、すごくいい。
そんなアカギ(13)×狐な市川先生が書きたいです。
一回書こうとして、失敗してまったく別物になったので創作サイトに再利用したのは秘密です。
神域が狐になったら13と19で神域をとりあいっこしてるんだと思います。そしてそれを見て神域は笑ってるんだと思います。あれ・・・いつもと一緒だ。
13と19はあえて人間のままで。
銀さんが狐なら森田んは大型犬。黒のラブちゃん。もう二人してイチャイチャ甘甘。常にくっついてるんだと思います。
鷲巣様は猫が鉄板な感じですが、その名前の通り鷲でもいいんじゃないでしょうか。
アカギに捕獲されて、風切羽を幾つかむしられちゃうの。
で、両足に足輪付けられて、それを鎖で繋がれて檻の中に入れられる。
反抗するとまた羽をむしられるという。
そんなアカギ×鷲な鷲巣様とか・・・駄目?猛禽類可愛いよ、猛禽類。
普通に猫でもいいんですけどね。猫だったらもう文字通り猫可愛がりされるんだと思います。猫はわがままでナンボだから。
とりあえず擬獣化はもっと広まればいいと思ふ。



続きは拍手お返事です。
サイレントの方もありがとうございます!



約二週間ぶりに学校に行ってきました。世界史担当のymg先生(たぶん40ごえか50前後の♂)に会いました。そのときシノハに電流走る。
二週間前には確かになかったはずなのになんか・・・なんか、口髭をたくわえてらっしゃる・・・?
リアルにざわ・・ ざわ・・ ですよ。内心の動揺を押し隠しつつ笑顔で挨拶。でも正直、顔がにやけてなかったかどうか自信がないです。
せせせせ先生、いったいどうしたんですか・・・!ていうかお盆の最中になにがあったんですか?
男の人って二週間でこんな綺麗に口髭が生えるんですね。似合いすぎです。似合いすぎ・・・です!GJ!!!
実際にあんな口髭をたくわえてらっしゃる方を見たのも初めてだし、初見にしてあんな似合ってるのを見れるなんて私は相当おっさん運がいいのだと思います。
先生、背が高いしスレンダーだからあれだ、いわゆるちょい不良って感じでした。でも実際はすっごい優しい人なので、そのギャップに萌ゆる。はぁはぁ。
二学期始まってからもあのお髭で授業してくれるのでしょうか。もし剃ってたら確実に抗議をするんだと思います。
うちの学校はおっさん先生がたくさんいるんですよ。もう選り取りみどりなんですよ。
笑顔が愛らしい可愛い系の数学教師から、ニヒルな笑みを浮かべてるクールな現文教師、腰に来る超美声の地理教師に、幸の薄そうな化学補助、かっこいいくせに漫画好きなNOTオタ化学教師、ガン見しちゃうほど綺麗な体(筋肉的な意味で)の体育教師、反教育的な関西弁生物教師、その他もろもろ。
本当にいろいろなタイプのおっさん先生がいるんです。でもなにか足りないと思っていたら、髭だったんですね。うん、納得した。
うちの学校は人数が少ないせいか、小中高が同じ校舎で勉強しているという珍しい学校なのですが、小中高合わせて30人強いる教師の中で20代の教師はいません。
一番若い先生でさっき言った反教育的な関西弁生物教師で34.5歳です。
私の心のお姉様(15歳ほど年上の旦那様がいる先生。「15とか大した歳の差じゃないよ」と笑顔で言われて一生この人についていこうと思った)に聞いたら、うちの学校は年配の先生が配属されるようになってるそうです。若い人は絶対に来ないとか(例外的にちょっと前まで20代の養護教諭がいたけど、今は産休中)
私にとってはパラダイスです、本当にありがとうございました。
こう考えると私ってマジでおっさん運がいいんですね。やおいの神様ありがとう。

あと、今日たまたま仲の良い小学生の男の子と学校で出くわしたのですが、素で「甘い匂いがしたからシノハさんがいるってわかった」と笑顔で言われました。
いいいいいくらショタとはいえそんなことさらっと言われたらお姉さんときめいちゃうじゃないか・・・!
甘い匂いってのはたぶん髪の匂いです。以前も言われたので。
そんな小学生のちびっ子達は口で反抗しつつも先生にべたべたしてるから見てて可愛い。素でツンデレなんです。
でも必要以上に萌えちゃうからおっさん先生に抱っこしてもらったりお膝抱っこしてもらったり腰に抱きついたりしてるのやめて・・・!
おっさんもショタもいるのがうちの学校クオリティ。

それにしてもいつも以上に酷い内容だな・・・。

 

続きは拍手お返事です。

 


そんなん知らなくぁwせdrftgyふじこlp!!!
嘘だ嘘だ・・・orz
もうやだあいきゃんふらいできそう。
連載ならまだしも読みきりとかね、もうどうしろと・・・短編集とかでコミックでるの?もういっそのこと連載してください。
見たかったよー。もうちょっと定期的にぎんぎつねのこと調べてればよかったもうやだあいきゃんふらいしたい(もういい)
銀可愛いよ、銀。まこと可愛いよ、まこと。だから連載してください。
ウルジャンだから駄目なんですよね。
なんかこう、もっと別の雑誌で連載すればいいんじゃないかな。
6月号ってブックオフとかに売ってないでしょうか。売ってたらぜひ買いたいんですが。ていうか誰かください。本気で。

土曜日にジョルディア祭様で絵茶があったのに体調が悪くて行けませんでしたorz
なんか気圧の変化に弱いのかなんなのかは知りませんが、雨の日は高確率で体調が悪いです。貧弱貧弱ゥ。
お盆の間はほとんど雨でした。でもその代わり東京は晴れだったんじゃないでしょうか。新潟が雨だと東京が晴れの法則。
よかったね!!!夏コミ!!!!(歯軋りしながら)

今日は体調がよかったので本屋にいってきました。最初はブックオフ。
先週までからサーの35巻があったのになくなっていたというね。くそくそ!誰だ買ってったの!こんなことなら先週ためらってないで買っとけばよかったです。
でも買えてなかったアカギ4、5巻が買えてよかった。幸雄のエアーっぷりが(´;ω;`)
あとはツタヤに行って文庫版銀金2巻を購入。
本当はせいんとおにいさんが欲しかったんです。でもなんでか2巻だけ大量に積んであって1巻が見つからなかったんです。
でも2巻があれだけあって1巻がないってことはないですよね。私が探すの下手なだけですよね、えぇ、わかってます。
だからアマゾンで注文した後にブックオフでその注文した本を見つけちゃうんですよね・・・。
そんなアマゾンから昨日、アカギ12巻と天1、2巻が届きました。
とりあえず銀金と天の感想・・・というか語りを。

有賀の辺りで森田んがかっこよすぎる。なにあの子。そりゃあ銀さんも惚れちゃうよ。
とか思ってたら次の瞬間銀さんが男前すぎて惚れた。かかかかかっけぇ!あんなの見せられたら森田ん惚れ直しちゃうよ!!!
しかもさらっとお姫様抱っこ。ざわ・・ ざわ・・。
あまりにもナチュラルな流れでやられたんで一瞬流し読みをしてしまうところでした。マジで男前なのな、銀さん。
どんな腕力してるんですか。森田ん80キロぐらいありそうなのに。
そのあと車の中でイチャイチャしやがって!いいぞ、もっとやれ!
銀金を読んでると世界は銀さんと森田んのためにあるんだなぁ、って思います。あまりにもナチュラルにイチャつきすぎて。
でもなんで銀金に出てくる車ってほとんど左ハンドルなんだろう。この頃の年代って左ハンドルが当たり前だったの?

天は神域と沢田さんが可愛すぎてもうメロメロです。赤木さんがお茶目すぎてたまらん。沢田さんは普通にかっこよくて可愛い。あんな人の下で働きたい。
ほんとfkmt先生の描くおっさんとかおじいちゃんは可愛い。あの可愛さはどこから来るんだろうね。
赤木×沢田を倍プッシュっ・・・!
ひろゆきは攻めなんだけど、なんだか物足りない。私の攻めの好み的に考えて。なにが足りないんだろう・・・歳か。
なのでしばらくは赤木×沢田さんにはぁはぁしてるんだと思います。

あ、ところで近オリってどこに行けば買えるの・・・?



続きは拍手お返事。
サイレントの方もありがとうございます!


アカギ(13)と市川先生で短い話。
余裕のある市川先生ってなんだ、と思いました。書きたいのに書けないよ・・・。

 

 

 

 

 思わず、ため息が出た。このまま相手を放置しててもいいが、それだとなにをしてくるのかわからないので、というか大体わかるけどそれは遠慮して欲しいため、市川は渋々に口を開く。
「なにをしている?」
「んー・・・マウントポジション?」
 以前まったく同じ台詞を、少年とまったく同じ顔をした人物から聞いた気がする。あの時は普通にソファに押し倒されたわけだが、今は自宅の玄関だ。玄関を開けて早々に、少年に押し倒され腹の上に馬乗りになられた。少年がいると知っていたら、扉は開けなかったというのに。
「お前はなんだ?盛りのついたケダモノか?」
「そういうことするために押し倒したんじゃないって」
 心外だ、とでも言いたげに少年が言った。
「じゃあなんだ」
「とりあえず体の自由を奪っておかないと、俺の話を聞く前に追い立てようとしてくると思って」
「聞いてやるからどけ」
 少年はいったい自分のことをなんだと思っているんだ。市川はそう思った。普段、そんなに冷たくしているつもりはないが。確かにセクハラが煩わしすぎて多少冷たくなることもあるが、それは自業自得というものだろう。
 案外すんなりと少年は腹の上からどいた。なんだかんだで、三人いるアカギのなかで一番素直なのは彼だったりする。そういう意味では、少年が一番可愛いとも言えなくもない。が、それは三人を比べて、なので、一般常識的に考えるとそうでもないのだが。
「それで、話ってなんだ」
 市川は上体を起こしながら、少年に尋ねる。
「何日か市川さんの家に泊めてくれない?」
「帰れ」
 ぴしゃりと市川は切り捨てた。なんで鬼の子を家に置かなくてはいけないのだ。貧乏神を家に置くより厄介だ。
「頼むって。じじいがハワイに行っちゃっていつ帰ってくるのかわからないんだよ」
「いい歳して一人寝ができねぇのか?」
「一人寝はともかく、俺も19も家事は一切できない」
 そうだった、こいつらは生活力が皆無だった。
 市川は今更そんなことを思い出す。でもだからといって、金さえ渡しておけばとりあえずは生きていけそうな感じはするが。神域もそう思って、青年と少年に金を渡しているはずだ。ようは、少年は市川の家に泊まりたいだけなのだろう。
「なぁ、いいだろ。じじいが帰ってくるまででいいから」
 どこか甘えるような声で少年が言う。神域が帰ってくるまで、という言葉が、なんとなくひっかかった。
「アカギ、わしを誰かの代わりにしようとはするなよ?」
 別に深い意味があって言ったわけではない。ただ単純に、そう思ったから言っただけだ。しかし言われた少年の方はこの言葉が予想外だったのか、面食らったような顔をした。
「なんだよ、代わりって」
 問われて、市川はようやく自分はなんて間抜けなことを言ったのだと思った。これではまるで神域に嫉妬をしているようではないか。
「なんで誰かを代わりにする必要があるんだ?じじいはじじいで、市川さんは市川さんだろ。あんたらの代わりになる人間なんて、この世にはいない」
 なんという殺し文句だ。ここまでなんのためらいもなく言われると、逆に感心してしまう。なにをそんなじじい二人に熱心になっているのだ。
 市川は深い深いため息を吐く。どうしてこの子供には甘くなってしまうのだろうと思いながら。
「買出しに行くか・・・」
「え?」
「なにが喰いたいのか言ってみろ」
「それって泊まっていいってこと?」
 とたんに、少年の雰囲気が和らぐ。彼が今どんな表情をしているのか見れないのを少し残念に思いながら、市川は頷いた。


END

 

 

 

19は鷲巣邸に押しかけてます。
次回はその話・・・か?
 


ブックオフに行ったらそれだけで満足して本屋に寄ってくるのを忘れました。月曜日もそうだったのに。
なので未だに近オリ買えてません。
ごめんよ、鷲巣様。からサーの続きが買えたんでwktkしつつ早く家に帰って読みたかったんだ。
そんなわけでからサーを34巻まで集めました。あと9巻分か・・・。
勝がかっこよすぎて本気で惚れそうです。なにあの子、かっこよすぎだろ・・・。
そりゃあエロゲ並にモテるよ、勝なら納得できる。
「幸せが似合わない人なんていない」
って台詞でもうキュンとしてしまった。マジかっこいいよ、勝。あんな台詞を目の前で言われたら確実に惚れる。
でもなんで藤田作品のキャラはみんながみんな幸せになれないんだろうね。切なくなるじゃないか。
藤田は自分のキャラに対してドSすぎると思います。バタバタ死にすぎだろ。しろがね達が・・・おじいちゃん達が・・・。
あとパンタローネとアルレッキーノの扱いとか。あんなあっさりやられるなんて・・・。なんかもう二人が哀れすぎて大好きになった(←…)
アルレッキーノは思ったより美人さんでした。もうアルレッキーノ×パンタローネでいいよ。きっとキーキーやかましいおじいちゃんとそんなおじいちゃんを見て密かに楽しんでる青年、って感じになるんだろうなぁ。
コロンビーヌは変わりすぎだと思ふ。

月光条例2巻の発売は9月ごろでしょうか。今でも十分面白いけど、藤田が本気を出すのは大体連載を始めてから1年後ぐらいからなのでゆるゆる楽しもうと思います。
正直、うしおの苗字が蒼月なのに月光条例で蒼い月がなんたらこうとかっていうのはどうかと思いました。考えすぎでしょうか。


続きは拍手お返事です。
サイレントの方もありがとうございます!


アニメのカイジを4話まで見ました。すっごく面白いのにもうこの時点で心が折れて続きが見れません。
カイジいい子だよ、カイジ。だからみんなしてカイジを虐めないであげてください、裏切らないであげてください(´;ω;`)
ああいう頑張ってる子が報われないと本気で鬱になるんです。もうなんなのあの子、報われなさすぎる。
カイジ頑張れ、超頑張れ。
アニメの続きが本気で見れない。見たいのに・・・!
カイジ、集められるのか、私。最後の最後でカイジはどうなるんですか?ちゃんと報われるんですか?それなら頑張って見れる。そうじゃなきゃもう無理だ。
カイジが普通にいい子で可愛いので応援したくなります。可愛いよカイジ、可愛いよ。受けとか攻めとかじゃなくてもう純粋に可愛いです。あんな友達が欲しい。
まぁどっちかって言ったら攻めなですけどね。ヘタレなわんこ攻めです。
利根川せんせーと遠藤さんも可愛いです。カイジに懐かれてればいいと思います。
でも利根川受けも遠藤受けも少ないよね^^
いいんです、薄々そうじゃないかと思ってたから・・・。

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HN:
シノハ
性別:
女性
自己紹介:
1月14日生まれの新潟県民。

ジョジョラーでケモナーでおっさん&おじいちゃんスキーでSHK国民。
最近はfkmt作品に手を出してます。
乙一作品と三原ミツカズ作品と藤田和日郎作品も好き。
節操なしの浮気性です。
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