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おっさんと人外を中心によろずっぽく。凄くフリーダム。
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風邪をひいてしまいました。貧弱なので、家の中に風邪をひいている人がいるとすぐ移されてしまいます。
寝込むほど酷くはないですが、頭痛と喉が痛いのと鼻水がでます。でも元気。熱が出ないから。
いっつも風邪をひいても熱が上がらないんですが。そのせいで風邪が長引きます。
いっそのこと、熱が上がってくれて体の中にいる菌をはやく殺してくれれば楽になるんですけどねー。困ったものです。

鼻が詰まってるので鼻呼吸ができません。必然的に口を開けて眠らないといけないのですが、朝起きると口の中が乾ききって大変なことになってます。
ちなみに花粉症全盛期にも同じ現象がおきます。あれはなかなかつらいものがあるよね。
でも個人的に今年は花粉症があんまり酷くない気がします。薬飲んでるせいかな?でも目もあんまり痛くならないし。
この調子でだんだん治っていってくれると助かります。
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今学校で借りてきたはてしない物語という本を読んでます。はてしない物語といえば、ジョジョ四部小説にも名前が出てきましたよね、確か。実在する本だって知らなかったです。だから図書室で見つけて驚きました。
内容は人外がたくさん出てくるファンタジーものでした。フッフール可愛いよ、フッフール。フッフールは私の中では人間に換算すると30代後半くらいです。
しかし読み始めてからもう3時間以上は経っているのですが、未だに半分まで行ってません。私読むの速い方なのに・・・。長いよ、はてしなく長いよ、この物語。
本当は図書室でナルニアの原作を探してたんです。とある先生があるって言ってたから。結局見つからなかったけど、はてしない物語が読み終わったらもう一度探してみます。

普段はあまり外国の本は読みません。読んだといえばダレンシャンを途中までと、モンテ・クリスト伯と、あとなんか読んだと思うけど忘れた。でも本当に少ないです。
理由としては、あまり興味がないというのもあるけど、やっぱり訳してある文が読みづらいというのがあります。どうしても日本語に直す時に、文法的におかしくなってしまうところがあるから。あと文化の違うもありますよね。当たり前のように書いてあることでも、日本人には馴染みがなかったり。全然わからない習慣だったり。
訳してる人も相当大変なんだろうなぁ、とは思いますが。日本語を外国語に訳すのはもっと大変そうですが。
モンテ・クリスト伯が読むのが一番大変でした。わからない言葉が多いし、日本語がちょっとおかしいし。面白かったですけど。

それはそうと、伯爵は原作でもアニメ版でも漫画版でも、ダングラールをもうちょっと肉体的にも精神的にも追い込んでも良かったと思うよ。なんであの人はダングラールにだけあんなに甘いの?
反面、ヴィルフォールには厳しすぎると思う。特に漫画版。そりゃないんだぜ。フェルナンにもほとんど手を出してませんね、伯爵。フェルナンを直接追い込んだのはエデだし。
そりゃあ直接伯爵を監獄に追い込んだ人だけど、でもヴィルフォールだってダングラールがフェルナンに悪知恵つけなければあんなことしなくてすんだのに。すべての元凶はダングラールだと思うんですよ。
伯爵がダングラールに甘いのも謎だけど、一番の謎はアニメ版でラストにBLに走ったことだと思います。いや、ある意味最初からBLだったけどさ。ペッポ的に考えて。原作でもペッポ(ベッポ)が男だったのが衝撃的でした。
原作とアニメ版では伯爵×フェルナンを、漫画版では伯爵×巌窟王を倍プッシュします。
当然伯爵受けに走ると思っていたら、思わぬところでフェルナン受けに走ってしまったんだぜ。


続きは拍手お返事です。サイレントの方もありがとうございます!


最近アマゾンでポケモンのミニフィギュアを買ってしまいそうな勢いです。だって手ごろな値段なんだよ。
でも個人的にフィギュアに手を出しちゃ駄目かな、とは思ってます。なんかこう、越えてはいけないラインのような気がするんだ。
でも欲しいよ。ミュウツーのとか舐め回すように見たいよ。
ああいうのは集めている最中が一番楽しいと思うんだ。というか、私が収集大好きなんですが。漫画とかも集めて本棚を埋めていくのが快感で仕方ありません。下手すると集め終わった瞬間に飽きます。
だから多分フィギュアも手元に揃った瞬間、満足して飾るだけになっちゃうと思うんですよ。でも欲しいんですよ。収集楽しいよ、収集。
オタクはほんと金かかるから困りますね。

私の中でフィギュアは越えちゃいけないラインだけど、でもシンフォのリーガルのフィギュアが出たら買っちゃう。できが良かったら。できれば手枷してる方がいい。詠唱中のリーガルのポーズは可愛いと思います。
最近リーガル不足なので、ガチムチなリーガルが見たいです。
ラタ漫画化まだー?
ラタも壱村さんが描くといいよ。リーガル超優遇なストーリーになるといいよ。



続きは拍手お返事です。サイレントの方もありがとうございます!


某43の人のイラストを見てムラムラしたので、ハク+ミニ×ダイルを。
ほんとに短いしお決まりな感じです。






 爬虫類というは、自分で体温調節ができない生き物だ。だから体温が上がりすぎたら冷やし、下がりすぎたら温めるなどしていかないと、動けなくなってしまう。
 オーダイルもまた、例外ではなかった。
「放せぇー!」
 青と白の鰐が、川から陸に上がろうともがいている。その体に巻き付き、再び川の中に引き戻そうとしている子龍が二匹。
「オーダイルさん、もっと私達と遊ぼうよ」
「そうそう。遊んでくれなきゃ、陸に上げてあげないよ」
 オーダイルの爪が必死に地面をかくが、無駄に土を掘るだけで終わった。子供といえど、龍二匹の力は強い。
「陸に上がったら遊んでやるから、だから今は放せ!体が冷える!」
 長いこと水中にいて、ずいぶんと体が冷えてしまった。だから日光浴をしなければ動けなくなってしまう。
「なに、寒いの?」
「だったら僕達が温めてあげるよ」
 にこにこと機嫌良さそうに言いながら、ハクリューとミニリュウは更に力を込めて巻き付いてくる。
「苦しい……」
 振り向きながら、本当に苦しげにオーダイルが言う。しかし相変わらず兄弟は機嫌が良さそうだ。
「私達の体温で温めてあげるよ」
「だから心配しないでね、オーダイル」
 そんなことを言われると、逆に心配になってしまう。貞操的な意味で。
 もちろん、ハクリューとミニリュウはオーダイルが変温動物なのをわかっている。だからこそ、弱っている彼を見逃すはずはない。
「それじゃあ水中に行こうか」
「邪魔な花女が来る前に、ね」
「ロゼ!ロゼリア、助けてくれ……!」
 抵抗と叫びも虚しく、オーダイルの体がゆっくりと水中に引きずりこまれていく。軽くホラーだ。
 しばらく水の跳ねる音や、オーダイルが助けを求める声が響いていたが、やがてそれはすべて水の中に消えて行った。


END








このあとオーダイルは騒ぎを聞きつけてきたカイリューとロゼリアに救出されます。しびれごな?いいえ、どくどくで。
技使って抵抗しないあたり、オーダイルおじちゃんは甘いです。そこに付け込む子供達。

鰐は変温動物のくせに水中にいるという苦行っぷりが好きです。



めっちゃ耳伏せてる。正面から見るとこの世の終わりのような顔をしてます(うちのわんこは洗われるのが嫌い)
なんで犬とか猫って水に濡れるとみすぼらしい姿になるんでしょうか。ふだんふわふわな毛の子ほど悲惨なことになりますよね。

この子は洗い終わるとなぜか異常にテンションが上がります。走ったり床に体をこすりつけたり。
やっと終わったぜー!みたいな気分になるんだと思います。
そしてしばらく人間不信になります。この野郎よくも洗ってくれたな、みたいな。
呼んでもこないし近付くと逃げるし。でも毛が半乾きになる頃には普通に戻ってます。


今年の五月に修学旅行で東京に行きます。
で、最初は二日目にジブリの博物館だか美術館だかにいく予定だったんですが、ちょうど改装中の時期と重なって駄目になったみたいです。そんな修学旅行の時期に改装をしなくたって・・・。
ネコバスがあると聞いて楽しみにしてたんですが。
あ、そうそう。今年から(三年生なのに)担任が変わって関西出身な男の先生になったんですが、そのジブリのとこに行けなくなったのを伝えるために休み時間にいきなり私の前に現れて、「シノハ、バッドニュース」って言うものだから本気で身構えました。なぜピンポイントで私に言ってくる。他に生徒いたのに。
進路関係でなにかが駄目になったのかと焦りました。
担任もジブリのは楽しみにしていたらしく、「もっと早く(改装について)調べとけって感じやな」って言ってました。ですよねー。ジブリのとこ行くってのは去年から話してたことなのに。
ネコバスが見れないのは残念だけど、私の希望だった上野動物園にいけるのでいいです。普段は見れない大型動物たくさん見てくるよ!たくさん写メ撮ってくるよ!
本当は旭川動物園がよかったんだけど、船に乗るのは流石に無理って言われました。
シロクマがこっちに向かって突っ込んでくる行動展示が見たかったです。いつか北海道行きたいけど遠い。

そんなわけで新しく入ってきた先生達と会いました。
私好みのおっさん先生いなかったよー\(^o^)/
去年がどれだけレベルが高かったのかよくわかった。
(´;ω;`)

気を取り直して海の生き物語りでも。
マンタがすごく可愛いと思うんです。顔とか尻尾とか魚とは思えない形状とかゆらゆらはためくように泳ぐ姿とか。なによりあのでかさがたまりません。
マンタの体にぴたりと寄り添ってる別の魚達がいい味を出してると思うんですよ。まるで親に甘える子供のようですね(←…)
マンタは魚達のお母さん。もしくはお父さん。優しくみんなを見守ります。
ほら、こう考えるとマンタが愛しくなってきませんか?そのままでも可愛いのに、こう考えることによって愛しさがプラスされます。
一度でいいから野生の大きなマンタと一緒に泳いでみたいです。水族館のじゃ駄目なんだ。野生のがいいんだ。
沖縄の海に潜ってこなければいけませんね。
クジラも触ってみたいんです。
何十メートル級の生き物が普通に泳いでるって、海はすごいですよね。
超深いし人間が生身ではいけないような場所でも普通に生きている生き物がいる。ギャグとしか思えないような形状の生き物もわんさかいる。なんか自分の体を金属にして生きてるやつもいましたよね。私のアイドルのヒトガタたんも(たぶん)いる。
しかもこのご時世にいまだに毎年多くの新種の生物が発見されてるとかね。きっと想像のつかないような生き物がまだまだたくさん海にはいるんですよ。
そんな生き物達をすべて懐に抱えこんでいる海はすごい。母なる海とはよく言ったものです。
海はみんなのママンだから、大切にしなければいけません。海にはたくさんのロマンと愛が詰まってます。



続きは拍手お返事です。サイレントの方もありがとうございます!

普通より遅いけど新学期です。つまり新しく入ってくる先生とはじめて会うわけです。
離任式で素敵なおっさん先生が四人も出ていってしまったので、おっさん先生希望です。癒し系の。
時間割を見たら知らない先生(=新しく入ってきた先生)の名前ばっかりでした。選択授業は先生で選んでたんですが、その選んだ教科の先生がごっそりいなくなって私涙目。
人見知りなので知らない人だと緊張して身構えます。慣れると馴れ馴れしくなります。
そして先生によってテストへの意欲が左右するタイプです。好きな先生の教科だと頑張るよ。
そんなわけでやっぱり癒し系のおっさん先生がいい。女の先生だったら姉御肌タイプがいい。
うちの学校は30歳以下の先生はこない、はず。とある先生が言ってたし、実際養護教諭以外はそうだから。ベテラン先生揃いの学校です。




続きは拍手お返事です。サイレントの方もありがとうございます!

そんなわけでロゼカイ出会い話。
ロゼリアは私と書いてわたくしと読む。
詳しい設定は過去のポケポケという記事から。

オーダイル達は友情出演。







 カイリュー達がこの辺りに移住してから少し経ったが、平穏に暮らせていた。もともと住んでいたポケモン達は友好的だし、オーダイルがよく面倒を見てくれる。弟達もよく彼に懐いているし、なにより人間の手が加わっていない自然の環境がいい。
 ここにやって来て本当によかったと思いながら、カイリューは森を散歩していた。弟達は水辺でオーダイルにじゃれついているので、今はいない。最近はこんなふうに一人でいることが多いので、少し寂しく感じる。いつもならハクリュー達はカイリューにべったりだった。
「いい加減、弟離れをしないとね……」
 誰にでもなく呟く。歳の離れた弟だから、ついつい世話を焼いたり甘やかしてしまうのだ。
 不意に柔らかな甘い香りがして、カイリューは足を止めた。眠たくなってくるほど体の力が抜けるような、リラックスする香りだ。辺りを見渡して香りの元を探す。やがて一本の木の根元に、赤と青の薔薇が咲いているのを見つけた。
「こんな森の中に薔薇が?」
 しかも不自然に二輪だけ。不思議に思って、カイリューは薔薇を手に取って目の前に持ってくる。香りはこの薔薇からするようだった。
「花泥棒に罪はないと言いますけど、私それはどうかと思いますの」
 薔薇が、喋った。
「わっ……!」
「あ、落とさないでくださいね」
 驚いて落としてしまいそうになったが、言われてなんとかそれを回避する。
 カイリューの手の上でそれは目を開き、自ら立ち上がった。
「そんなに驚かないでくださいませ。私は花ではなく、ロゼリアというポケモンですわ」
 礼儀ただしく彼女がお辞儀をしてくるので、カイリューもつられてお辞儀をする。
「僕はカイリューです。最近、この辺りにやってきた……」
「噂は聞いてますわ。三兄弟の、一番上のお兄様ですね」
 いったいどんな噂になっているのだろう、とカイリューは思った。
「私、みなからはロゼと呼ばれてますの。だからカイもそう呼んでくださいな」
 ふわりと花がほころぶように微笑みかけながら言われ、カイリューは照れながら首を上下させる。そんな彼の反応に、ロゼリアはふふ、と笑った。すると甘い香りがいっそう強くなる。どうやら機嫌が良くなるとそうなるらしい。
 その香りにカイリューは一瞬ぼんやりしてしまったが、すぐにハッとして頭を軽く振った。そして申し訳なさそうな顔をする。
「先ほどはすみません」
「なんのことでしょうか?」
 突然謝罪をしてくるカイリューに、ロゼリアは小首を傾げながら相手を見上げる。
「僕は別に、ロゼをどこかに誘拐しようとしていたわけではないんです」
 最初にロゼリアの言った花泥棒云々のことを言っているらしい。彼女にしてみればあれはただの冗談だったため、本気で謝ってくるカイリューにおかしくなってしまう。
「いいんです、そんなこと。美しいものを手に取って見たいというのは、自然な欲求ですもの」
 さりげなく自分で自分を美しいと言いながら、それに、と小さく続ける。
「あなたになら、攫われてもかまいませんわ」
 それは囁くような声だったので、カイリューには届かなかった。ロゼリアも今はまだ、聞かせるつもりはない。
「私、謝られたのはてっきりお昼寝の邪魔をしたことにだと思いましたわ」
 ロゼリアは木に寄り添って眠っていた。それをカイリューが薔薇と勘違いをして手に取ったというわけだ。
 それを聞いて、カイリューは慌ててしまう。
「ご、ごめんなさいっ……!」
 カイリューの一挙一動を見ながら、ロゼリアはひっそりと笑う。しっかりしてそうなのに、どこか抜けていて見ていて飽きない。ここで別れてしまうのは惜しいと思った。
「そのお詫び、というわけではありませんが、よかったら私を水辺まで運んでくださいませんか?」
「水辺まで?」
「えぇ。カイは立派な体をお持ちですが、私のように小さな者には、少しの距離もたいへん遠く感じるのです」
 なるほど、とカイリューは水辺に向かって歩き出す。ロゼリアはカイリューの手の上に座ると、辺りの景色を眺めた。いつもと視線の高さが違うので、見慣れたはずの森がまったく知らない場所に見えて新鮮だった。
「体が大きいと移動が楽でいいですね」
「僕はロゼはそのくらいがいいと思いますよ」
 大きいのは大きいので苦労もある。
「どうして?」
「だって、その方がロゼは可愛いですから」
 無邪気に笑いながらカイリューが言う。まさかそう返されるとは思っていなくて、ロゼリアは驚いた。
「ロゼ?」
「あなたは、惜しげもなく女性にそのようなことを言うのですね」
「なにか変ですか?」
 カイリューが本当に不思議そうな顔をするものだら、ロゼリアは天然のタラシだわ、と思った。本人は下心とかなく、純粋に思ったことをそのまま口にしているだけだからタチが悪い。
「そんなことありませんわ。女性は褒められるのが大好きですもの」
 そんなことを言っているうちに、水辺に到着した。なにやら騒がしい。川の中でオーダイルが必死に体に巻き付いているカイリューの弟達を引き離そうとしていた。
「あら、ダイルったら両手に花ですわね」
 リアルに両手に花のロゼリアが笑い混じりに言う。どうやら二人は知り合いのようだ。
「どうやったらそう見えるんだよ。どっちも雄だぞ」
 疲れたように言って、オーダイルはハクリューとミニリュウはそのままに、陸に上がり近付いてきた。引き離すのは諦めたようだ。
「カイリューとロゼは知り合いだったのか」
「さっき森で会ったんです。最初は花だと思って……」
「まぁロゼじゃあそう思ってもしょうがないな」
 そう言ってオーダイルは笑った。つられてカイリューも笑う。辺りの空気が凍り付いていることに二人は気が付いていない。
 ハクリューとミニリュウが、なに馴れ馴れしく兄に乗っているのだ、とロゼリアを睨んでいる。兄は弟離れができていないが、弟達はそれ以上に兄離れができていなかった。そんなブラコンっぷりを一瞬で見抜いたロゼリアも、二人を睨む。
「カイリュー兄さん、その女、誰?」
 聞いたことのないような低い声で問うハクリューに、空気が読めていないオーダイルとカイリューはギョッとする。
「誰って、ロゼだけど……」
「ごめん、質問が悪かったね。なんでそれは兄さんに乗ってるの?」
 それ、と言われ、ロゼリアはぴくりと反応する。
「それとは失礼ですわね。ダイル、先ほど私は両手に花と言いましたけど、訂正します」
 いつまでも兄にべったりな、とんだ寄生虫ですこと。
 とは、流石に声に出しては言わなかった。しかしなんとなく言わんとしていることがハクリューとミニリュウに伝わったようで、二人が殺気立つ。
 カイリューは他人に好かれやすい性格をしているから、以前住んでいたところでは(本人は自覚していなかったが)雌にも雄にもよく言い寄られていた。そのたびに、ハクリューとミニリュウがそのポケモン達を追い払ってきたのだ。今回も、例外はない。
 ロゼリアがフッと笑う。相手を哀れむような、それでいて小馬鹿にするような笑みだった。
「あなた達みたいな子龍が、私をどうにかできると思って?」
 手を口元に持ってくると、そこに息を吹きかける。その瞬間、ハクリューとミニリュウの体から力が抜け、動けなくなってしまった。
「うぉっ……?!」
 当然、二人の全体重はオーダイルにかかる。本来なら二人分なら大した重さではないのだが、不意打ちだったのでオーダイルは押しつぶされてしまった。無駄に長さがあるのも、支えきれなかった原因だろう。
「ハクリュー、ミニリュウ?!」
 いきなりの出来事にカイリューが弟達を呼ぶ。しかし返事はない。口さえも動かないらしかった。ロゼリアのたった一度の痺れ粉でこの威力なのだから恐ろしい。
「お前ら、どけ……!」
 オーダイルが下敷きにされながらもがいている。麻痺を治すには一日経つか、ロゼリアにアロマセラピーをしてもらうしかない。そしてもちろん、ロゼリアはそんなことをするつもりはない。
「カイ、向こうの方で水浴びをしましょう」
「で、でも二人が……」
 心配そうに弟達を見る。
「長く川の中にいていきなり上がってきたものだから、きっとめまいを起こしただけです。心配ありませんわ」
「そんなお風呂じゃあるまいし……」
「ね、行きましょう」
 ジッと見つめられ、カイリューは言葉に詰まる。ロゼリアにこんなふうに見つめられるとドキドキしてしまう。自分のできることなら、可能な限り言うことを聞いてあげたくなってしまう。こんな感情ははじめてだった。
 しばらく逡巡するようにカイリューは黙り、そして弟達を見る。
「ハクリュー達は本当に大丈夫なんですか?」
「もちろんですわ。明日にはピンピンしてます。それに、世話好きのダイルもいるとことですし」
 駄目押しだった。確かにオーダイルに任せておけば心配はない。そう思うと、カイリューは下敷きになっている彼を救出した。
「すみません、オーダイル。弟達を任せていいですか?」
「というかロゼがアロマセラピーを……」
「さぁ行きましょう、カイ」
 オーダイルの言葉を遮るようにロゼリアは催促をする。カイリューはなんの疑いもなく彼女に頷いた。
 離れていく二人を困ったようにオーダイルが見送る。そしてその横で、ぐったりとしているハクリューとミニリュウが忌々しそうな目をしていた。
 かくして、ブラコン二人とロゼリアのカイリューを巡る静かな戦いははじまった。


END






そしてカイリューは恋をする。
弟二人はオーダイルが好きだけど、家族愛的な意味でカイリューも好きなんです。
私の中でロゼリアは20センチくらい。公式より若干小さめ。
ロゼリアは気に入ったポケモンには自分を愛称で呼ばせ、そして相手を愛称でよびます。
前はロゼリアはカイリューと同い年か年上って言ったけど、やっぱり年下でもいい感じ。どちらにしても歳はあまり離れてません。

次はハクリュー+ミニリュウ×オーダイルを書きたいです。というかミニリュウにセリフを。

今日は普通に歩いててもものすごく空気抵抗を感じるくらい風が強かったです。気を抜いたら足下を掬われる。そんな中、聖兄のTシャツプレゼントのハガキを出してきました。
ずっと50円切手がないないと思ってたら、案外大量にあったので。なかったのは80円切手の方でした。80円切手はアレです、同人誌を買うときの必須アイテム。
もし家に切手がなかったとしても、郵便局が家から歩いて三分のところにあるんだから買いに行けって話しですよね、ポストに投函するついでに。
なぜか家族の中で私しか切手を使わないので全部自分で買ってます。腐女子の切手使用率は異常。

近所になぜか昔の円錐形のポストが庭に鎮座してる家があります。不思議。
私物なのかなんなのか。まだ稼動中なんでしょうか。近くまで行って確かめたいけど不法侵入になるのでできません。
すごく気になる。




続きは拍手お返事です。サイレントの方もありがとうございます!

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シノハ
性別:
女性
自己紹介:
1月14日生まれの新潟県民。

ジョジョラーでケモナーでおっさん&おじいちゃんスキーでSHK国民。
最近はfkmt作品に手を出してます。
乙一作品と三原ミツカズ作品と藤田和日郎作品も好き。
節操なしの浮気性です。
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