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おっさんと人外を中心によろずっぽく。凄くフリーダム。
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今日は外で五歳前後の幼女がおじいちゃんと自転車を乗る練習をしてました。
幼女がなかなか自転車に乗れなくて、泣きながら練習をしてるんです。それを励ましたりアドバイスしたりするおじいちゃん。萌えた。幼女頑張れ、超頑張れ。私が自転車乗れるようになったのは小学校入ってからだから、今からゆるゆるやっても全然余裕だよ。

今月末にポケスペ発売なのが嬉しくて、にこ動でポケスペ関連の組曲をみてました。いったいいくつあるんだ・・・。主人公ヒロイン達の人気が凄い。
動画を見てるとやっぱりポケスペはいいなぁ、と思います。だからどの作画さんがいいだのなんだの言うのはやめてください><
私はどっちも個性があって好きですが。
ポケスペのワタルとヤナギおじいちゃんはなんだか仲良くできそうな気がしないでもないです。仲良くっていうか、共感はしそう。でもどっちかっていうと仲悪くなりそうだ。とかいいつつワタル×ヤナギとかどうよ、って言ってみる。
もうヤナギおじいちゃん受けならなんでもいいよ。ヤナギ受け見たいんだよ。もっと広がれシルバーラブ。
HG・SS編はどうなるんでしょうね。具体的に言えばヤナギおじいちゃんは出てくるんでしょうか。セレビィお願い、ヤナギおじいちゃんを助けてあげて・・・!
個人的には、セレビィの力で金銀編とは別次元、というか並行世界?のパラレルワールドでゴールドとシルバーとクリスの物語がはじまるんじゃないかなぁ、とか思ってます。パラレルワールドではヤナギおじいちゃんが仮面の男じゃなくて、普通にジムリやってんの。まぁ願望ですよね。
もうどうなってもいいからヤナギおじいちゃんを出してもらいたいです。マツバとかおじいちゃんにリメイクな衣装を着て欲しいんです。ヤナギおじいちゃんにあのコートをはためかせてもらいたいんだ。
でもまだマナフィが出てないから、マナフィをからめたいつものゴールド達の話になるんじゃないかと思う。それなら実は生きてたヤナギおじいちゃんがフィオネの卵を育ててるといいんじゃないかな。
まぁ普通に考えたらHG・SS編はサカキ様の病気を治す話になるんだろうけど。
とりあえずヤナギおじいちゃん出してください日下さんお願いします・・・!

アダン受けも見たい今日この頃です。フウ&ラン×アダンです。双子と紳士がイチャイチャしていて欲しいよ。
ポケスペのアダンさんが可愛すぎる。

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なにやら続々と松永久秀受けの企画が立ち上がっていて嬉しいです。この流れならこた久オンリーありなんじゃないの?どなたかほんとお願いします><
信長と久秀だったらカップルよりもコンビを倍プッシュです。なんだかんだいいつつも仲のいい二人。悪友。久秀は信長を怒らせるのが楽しくてしょうがないと萌え。
政宗×久秀だったら明るいコメディ話が好きです。久秀に振り回される政宗ってのがいいんです。
あと三人衆に甲斐甲斐しくお世話される久秀萌え。
基本的に攻めっ子より久秀の方が(精神的に)立場が上だと萌えます。ほら、久秀は女王様だから。

久秀は実は鳥の妖怪でした、みたいなパラレル設定を扱ってるサイト様って見ませんよね。梟雄なのに。猫な久秀はけっこう見るけど。
梟っていったら森の賢者ですよ。かっこいいじゃないですか、久秀にぴったりじゃないですか。
梟設定な久秀話が見たい。
世間は犬猫だけじゃなく、もっと鳥の可愛さを知るべき。
猛禽類だけじゃなく、カラスとかスズメとかよく目にする鳥でも観察してると凄く可愛いのに。
鳥は飛んでる姿もいいけど、地面をぴょこぴょこ跳ねてる姿が凄く可愛いと思うんだ。なんかあの急いでる感じが好き。あと、キジが道路を渡るのに必死で全力疾走してる姿も可愛い。抱きしめたい。
飛んでる時は凄く力強くてかっこいい。近くで飛ばれるとカラスくらいのサイズでも羽音が凄いです。あの小さな翼で体を持ち上げて飛ぶって、凄いことですよね。いったいどれほどのエネルギーが生まれてるんだろう。
しかも渡り鳥は何百万キロも飛んじゃう。しかも誰に教えられたわけじゃないのに、毎年同じルートで。凄い。
トキでいえば、親の代以前から人間に飼われてケージの中で生きて長い距離を飛ぶことなんてなかっただろうに、放鳥してやると平気で本土まで飛んできて冬を越しちゃう、箱入り娘なのに。生き物って凄い。
つまりなにが言いたいかって、もっと鳥がからんでくる話が見たいってことです。鳥って恐竜の子孫とか言われてるんですよ、ロマンがあるじゃないですか。
だから鳥の妖怪設定な久秀受けをぜひどなたかやってください。

ついにミュウツーとエンテイを捕まえたよー!二人とも可愛いよ二人とも!
普段は省エネしてるミュウツー萌え。なんかミュウツーの図鑑の説明がガラッと変わりましたね。私がダイパと初代の説明しか知らないだけかな・・・。ともかく、ミュウツーは普段は省エネ。
省エネ中にミュウにちょっかい出されて迷惑してるといいよ!
ちなみに私のミュウツーはおくびょうでにげあしのはやい子です。なんだか大変がっかりな感じがします。
いや、見た目とのギャップがあって可愛いと思うんだけど、でもシェパードとかボルゾイといったかっこいい大型犬が臆病な性格立った時のがっかり感があります。
おくびょうなミュウツーってきくと、某大型掲示板で連載(?)してる例の可愛い絵柄のミュウツーを思い出しますね。
伝説は今8匹手元にいますが、そのうちの3匹はおくびょうな性格です。なんだこのおくびょう率の高さ。ちなみにむじゃきな子が2匹です。なんで伝説内でこんな性格が被るんだろう・・・。

エンテイを捕まえられたのは、ハナダのどうくつを攻略中にソーナンスに出会えたおかげです。そうです、かげふみです。
もうソーナンス本当にありがとう。きみのおかげでエンテイとラティ兄を捕まえることができたよ。
エンテイもラティ兄もむじゃきな性格です。むじゃきなエンテイはぁはぁ。むじゃきに主人公にじゃれるわんこ(エンテイ)はぁはぁ。
なんだかんだでラティ兄を捕まえるのに時間と労力とお金が一番かかりました。ラティ兄はリフレッシュ使ってきて麻痺状態にできないのがつらかった。
ダークボールさん、伝説を捕まえるのにいつもご苦労様です。

今度はライコウを捕まえてからレッドを倒して、グラードンを捕まえたいです。グラードンはねむるがうざいようなのでマスターボール。
レッドを倒すために全力でレベル上げしてます。正直、レッドの手持ちをみると100レベルにしてもこっちがフルボッコにされそうな気がしてならない。

バトルフロンティアのシステムがよくわからないのですが。とりあえずダディ(クロツグ)に勝てない><手加減してくれてるダディ(クロツグ)にすら勝てない><いいところまでいったけど、最終的にすばやさの差で負けました。あと一撃だったのに・・・。
でもクロツグ可愛いよ、クロツグ。どうしてアニポケのジュンはクロツグのことをダディって呼んでるんでしょうか。可愛いじゃないか。ゲームでもダディって呼んでるの?金髪=外人ってことでダディなんだろうか。
クロツグ親子はアニメよりゲームのが可愛いと思います、デザイン的に。アニメはなんかクロツグはめちゃくちゃ三白眼だよね。それはそれで可愛いんだけど、はじめて見たとき吃驚した。
クロツグはトウガンと仲良くしてればいいよ。

魂銀の方ですが、プレイ時間80時間を超えたところでようやくグリーンを倒しました。グリーンは初代と手持ちがほとんど変わってなくてなんか感動しました。大事に育ててるんだね。でもサイドンをドサイドン先生にしたら私が許さない。
グリーンを倒したので、これで今度こそジムリと再戦できます。ヤナギと再戦できる!
ヤナギは月曜日の朝ですね。楽しみです。
ヤナギに会いたくて無駄にジムに通っては写真を撮ってます。写真を撮る前の台詞が可愛すぎる。「笑うのだ」だって、「笑うのだ」ハァハァ。そう写真を撮る時のアドバイスをしてるんだから、ヤナギ本人も写真を撮る時は笑ってるんだろうか。可愛すぎるよ、おじいちゃん。
通うだけではなく、無駄に電話もかけてます。どう見てもストーカーです、本当にありがとうございました。
そのうち主人公君はツクシたんかマツバに怒られるんじゃないかと思う。
ストーカーしてわかったことは、ヤナギは私が思ってるよりも性格が明るい。あとマツバも普通に好青年。この二人の最初の鬱っぽさとか電波っぽさはなんだったんだ。主人公と初対面で緊張してたとか?それはそれで可愛い。

グリーンは相変わらずツンツンしてましたね。レッドじゃないとデレモードにならないんだね、わかります。
反面、ライバルはもう中盤あたりからデレを見せてますよね。予想以上のデレにこっちが吃驚だよ。でもライバルのゴルバットはいつになったらクロバットになるんだろうか。主人公とタッグバトルする時?
今やライバルとタッグが組める次代なのですね。あのツンデレとタッグか・・・。
ポケスペでもシルバーがクロバット持ってれば良かったのにー。シルバーに懐いて進化したとか凄く萌える。飛行要因はヤミカラスがいたからクロバットがいなくなったんですかね。
飛行要因といえば、敵トレーナーが使ってくるマンタインが歯軋りするくらい羨ましいです。私だって・・・私だってマンタインは欲しいさ!でも魂銀には出はないんだ・・・。
マンタ可愛いよマンタ!

エンテイがゲットできなくてもうくじけそうです。HPは限界まで削って、まひ状態にさせてるのに捕まらない。私の持ってるポケモンでくろいまなざしが使える奴なんていないよー。
くろいまなざし→うたうorさいみんじゅつができればいいんだろうけど。
いっそマスターボールを使いたくなる。でもマスターボールはグラードンで使う予定なんだ・・・。ミュウツーはダークボールでゲットできる気がする。
今のところフリーザーが捕まえるの一番楽でした。クイックボールで一回でゲットできたから。サンダーとファイアーとはまだ戦ってません。
ちなみにフリーザーもスイクンも臆病な性格です。他の伝説達も臆病だったらどうしよう。それはそれで可愛いんだけど。
ライコウは間違って撃破してしまいました。殿堂入りすれば復活するけど、エンテイを捕まえるのにこれだけ苦労してるから諦めてしまいそうです。
逃げない子ならダークボールで粘って捕まえるのに。

 

続きは拍手お返事です。サイレントの方もありがとうございます!


 


はじめてディアボロを触りました。
ボスの方でも悪魔の方でもジンジャーの方でも料理の方でもなく、玩具の方のディアボロです。コマ(?)を糸で繋いだ二本の棒でくるくるするアレです。
やってるのをみると簡単そうなのに、実際にやってみると物凄く難しかったです。そもそも回らない。
なんだあれは、ディアボロのくせに!(…)
結局回せないまま糸がもつれてしゅーりょー。
悔しい、物凄く悔しい。
あれって買うといくらくらいなんですかね。しかし買ってまでやろうとは思わないけど・・・。

それよりも、今日は意外なところでジョジョもうしとらも好きっていう先生を見つけました。漫画は読まなそうに見えるから本当に意外でした。話聞いてたらけっこう漫画を読む先生だったみたい。
嬉しくてジョジョとうしとらを語り合いました。そして先生にからサーを薦めてあげました。からサー面白いよ、からサー。
そんなわけでみんなもうしとらとからサーを読んでください。そして私と語り合ってください><

シルバーウィークなことだしツクシ×ヤナギです。
この二人はマツヤナよりも明るく健康的なカップル。でもやっぱりなんかヤナギが暗い。
マツバはヤナギに敬語だけど、ツクシはタメ口だったら萌える。

設定はいろいろポケスペから取ってます。けどポケスペ読んでなくて大丈夫だと思います。

 

 

 

 扉を開けると冷気が頬を撫で、僕は震えながらコートの前をかき合わせた。室外よりも室内の方が凍えるほど寒いというのは、なんだか変な感じだ。しかしもう慣れた。それくらい、僕はここに頻繁に通っている。
 すでに顔見知りとなってしまったトレーナー達に挨拶をしながら、僕は建物の奥へ奥へと進んだ。そのたびに、カン、カン、となにか叩くような高い音が近づいてくる。だんだんと明瞭に聞こえてくるその音に、僕は頬が自然と緩みそうになるのをこらえながら最後の扉を開けた。
 真先に目に入ったのは、立派なラプラスだった。といっても、本物ではない。氷彫って作った氷像だ。どこか愛嬌のある顔をしたラプラスは、ヤナギさんが丹精込めて彫り上げたものだ。
「相変わらず凄いね、ヤナギさん」
 氷に覆われたこの部屋では、声が凄く反響する。僕の声に氷を彫っていたヤナギさんはこちらを見て、やっと僕の存在に気が付いたという顔をした。
「ツクシか。きみも相変わらず、なんの連絡もなしに来るのだな。電話の一つでもよこせば、なにかもてなしの用意ができたものを」
「ごめんね。急に会いたくなったから、来ちゃった」
 本当は、わざと連絡をしないで来るんだけど。いきなり押しかけても僕を追い返さないで、相手をしてくれるのが嬉しいから。
 僕はヤナギさんに近づく。彼の傍らにいたジュゴンが、僕に挨拶をするように一つ鳴いた。それに応えてから、僕はラプラスをマジマジと見る。それはとても精巧にできた氷像だった。目の前で本物のように動き出しても、きっと僕は驚かないだろう。
「かっこいいね。生きてるみたいだ」
「……本当に生きていればよかったのだが」
「え?」
 よく聞き取れなくて、僕は聞き返した。しかし彼はなんでもない、とゆるく首を振ってしまう。なんだろう、と思いながらも、僕はそれ以上は尋ねなかった。それよりも、この氷像に心を奪われる。
「これは誰かに依頼されて作ったものなの?」
「いや、私個人で作ったものだ。この間大きな仕事が終わったばかりでね。息抜きに作っていた」
 ヤナギさんはこういった氷像を売って生計を立てている。ジョウトだけではなく、全国に彼の作る氷像のファンがいるらしい。かくいう僕もその一人で、家には彼に作ってもらった作品が幾つかある。彼はあまり外には出ないので、他の人が受注したり配達をしたりしていた。
 僕達はしばらく無言でそのラプラスを眺めた。僕はただただ感心しながら、ヤナギさんはなにかを考えるような顔をしながら。するとその変化のなさに飽きたのか、ジュゴンが氷の上を滑って遊びはじめた。とても気持ち良さそうだ。流石氷ポケモン。僕のポケモンをこんなところで出したら、寒さで冬眠してしまうんじゃないかと思う。
「室内にこんな氷の部屋を作っちゃうなんて凄いよね。ここは一年中冬だ」
 彼はラプラスから視線を外して僕を見た。心外そうな顔をしている。
「そう言うきみのところのジムは森だろう。室内に土を敷いて、木を植えて、室温を保って……どちらが外かわかりはしない」
「ヤナギさんのとこもそうだって」
 彼の言葉に、僕は思わず笑ってしまった。
 僕もヤナギさんも、ポケモン達が戦いやすいように、過ごしやすいように、ジムを丸ごと自然の状態に近くしている。おかげで僕の虫ポケモン達は元気いっぱいだ。ポケモンが元気に動き回る姿というのは、見ていてとても気持ちがいい。もちろん、ジムの維持費は大変なことになっているが。そこはまぁ、ポケモン協会に援助してもらったり、僕なら遺跡調査の仕事をしたり、ヤナギさんなら氷像を売ったりでなんとかなっている。
「やっぱり環境がいいと、ポケモンも元気だよね」
「そうだな」
 相槌を打つものの、彼の表情がわずかに曇った。どこか悲しそうにも見える。彼は時々、こんな顔をする。どうにかしたくてもどうにもならなくて、でも諦めきれないような顔だ。
 どうしたのかと、僕は彼の服の裾を引いた。
「……こうやって偽りの自然を維持するために、本当の自然を破壊しているのだと、思ったことはないか」
 その言葉の意味がわからず、僕はわずかに首をかしげる。
「どういうこと?」
「科学が進歩して、こんな室内に氷を置けるようになった。しかしそれを維持するために、自然界にある氷が融けはじめている」
 同様に、僕のジム内の森を維持するために、本当の森が破壊されている、と彼は言った。それは今世間が耳にタコができるくらい言っている、地球温暖化という奴だ。
「この地球のもっとも北にある、永が融けはじめている。そのため、そこに住む多くのポケモンが住処を追われ、死んでいるんだ……」
「…………」
「森も同じだ。人間が増え、人間が住むために森を開き元々住んでいたポケモンを追い払っている。そうしなくとも、地球が暖かくなりすぎて水が干上がり、木々や草花が枯れている」
 ヤナギさんは一旦言葉を区切り、ジュゴンを呼んだ。彼は寄ってきたジュゴンの頭を愛しげに撫でる。
「おかしい話だとは思わないか、ツクシ。自分と、自分のポケモンのために、多くの野生のポケモンを迫害しているんだ。彼らにも住処があり、生活があったのに、我々の勝手で無きものにしている……」
 この場に相応しい言葉が思いつかず、僕は沈黙を返した。
 きっと彼の言葉は、誰もがわかってる。わかってるけど、考えないようにしていることだ。見て見ぬ振りをすることができるのは、人間の一番の利点であり、そして愚かなところだ。これではいけないとやっと問題と向き合った所で、いつも遅すぎる。人間の勝手でこれまでに絶滅してきたポケモンが、どれほどいることだろう。
 ヤナギさんはジュゴンの頭を撫でたまま、再び氷像を見た。その視線を追って、僕も氷像を見る。立派な、でも愛嬌のあるラプラス。まるで本当に生きているかのような……。
「このラプラスは、元々は私のポケモンだった」
 その言葉に、考えが読まれた気がして僕はドキッとした。
「それってどういう……」
「まだ私が若い頃、可愛がっていたラプラスを氷原で遊ばせていた。そこは絶対に氷が融けることがないと言われていた。だが地球の温度が上がってきていたために、氷りは脆くなっていた」
「まさか……」
 僕の脳裏に氷の上を悠々と滑るラプラスの姿が浮かぶ。だがその先には、氷が脆くなった場所が……
「私のラプラスのいる真下の氷が割れて、そのままラプラスは氷海に飲み込まれていったよ……。私は、なにもしてやることができなかった……」
 ヤナギさんは目を伏せ、眉間に皺を寄せる。その時の光景を思い出して、苦しんでいるようだった。きっと彼は、なにもできなかった自分を悔いて、責めている。彼が悪いわけじゃないのだ。だが同時に、この地球に住む誰もが悪い。地球の全てを消費し、奪い、破壊していく僕達人間が。
 彼は眉間の皺を伸ばすように指で押してから、僕を見た。朝一番に見る降り積もった雪のように、まっさらで澄んだ目をしている。きっとその瞳は触れれば冷たい。なぜか僕はそう思った。
「私達はあとどれくらい、ポケモンと触れ合えるのだろうな」
 暗に、彼は将来ポケモンが絶滅するだろうと言っていた。僕には否定ができない。実際、年々ポケモンの数が減ってきているのは事実だった。この広い地球に、個体数が残り1000匹にも満たないという種族がざらにいるという現実。人間は何十億といるというのに。
 だから彼は、ポケモンの氷像を彫るのだろう。全てがいなくなっても、せめて形だけでも残すために。
 散々僕達によってボロボロにされた地球は、あと何年保つのか。僕達はポケモンの減少を食い止めることができるのか。それはきっと、近い将来わかるだろう。
「私は自分が年寄りでよかったと思っているよ。少なくとも私が生きているうちは、お前達が滅んでいくのを見なくてすむからな……」
 ジュゴンを見ながら彼は言った。クーン、とジュゴンが主人を見上げて悲しそうに鳴く。
 僕が彼くらいの歳になった時、この地球は、そしてポケモンはどうなっているだろうか。まだ草原や森は残っているだろうか。虫ポケモン達は、今のように元気に飛び回っているだろうか。
 悪い予感しかしない先のことを考えるのは憂鬱で、僕は一旦思考するのをやめた。あぁ、またこれも人間の悪いところだ。自分の都合の悪いものからは、目を逸らす。
「いっそのこと、ポケモン達がみな手を組んで、人間を滅ぼしにこないかと思っているよ。そうすれば、彼らは絶滅しないですむかもしれないからな」
 本当にそう望んでいるのだろう。彼の言葉には、熱がこもっていた。
 彼は人間ではなく、ポケモン達の味方なのだ。ポケモンのためなら、簡単に人間を切り捨てられるだろう。でもそれをしないのは、そんなことをしても無駄だとわかっているからだ。もう地球の崩壊は止められない。
 ポケモンを愛しながら、その姿を彫り、人工的に作られた氷に囲まれてひっそりと生きる彼。彼はポケモンの味方だが、ポケモンにはなにもしてやれない。そんな彼が僕は好きだ。彼がポケモンの味方なら、僕は彼の味方だ。そして彼と同様に、僕はヤナギさんになにもしてあげられない。それが酷く歯痒い。
 僕は奥歯を噛みしめてから、ヤナギさんの手を握った。急に僕が強く手を握るものだから、彼は驚いたような顔をしてこちらを見る。
「ヤナギさん、外に出よう」
「突然なんだ……」
「ウバメの森に行こう。そこはまだ、ほとんど人間の手が加えられていない本物の自然だ。それを見に行こうよ」
 まだ僕達が生きているうちに。まだポケモン達が生きているうちに。まだウバメの森がそこにあるうちに。
 こんな人工物に囲まれていないで、自分の目で本物を見に行こう。きっと近い将来、見たくても見れなくなるのだから。だから今しかできないことをしなければ。
 僕の勢いに、ヤナギさんは少したじろいだ。
「今からか?」
「今だからだよ。さぁ、早く外に出て。デリバードに運んでもらうんだ」
 僕はここに来た時同様、ストライクに運んでもらう。
 僕が手を引いても、彼は外に出るのをためらっているようだった。それは人間社会を拒絶しているようにも見えた。しかし外に出なくては、自然が見れない。
 無理に引っ張ろうかと思ったら、急にヤナギさんの体が動いた。不思議に思って見ると、ジュゴンが後ろから彼の体を押していた。僕の意図を察したのか、それともあまり外へ出ない主人を気遣ったのかはわからない。しかしジュゴンもヤナギさんが外に出ることを望んでいる。彼のために、だ。
「ほら、ジュゴンも森に行きたいってさ」
「……しょうがないな」
 そう言いつつも、嫌がってはいない声色だった。それが嬉しくて、僕は笑った。ジュゴンも嬉しそうに鳴いた。
 ポケモンは人間が悲しんでいる時は一緒に悲しんでくれるし、喜んでいるときは一緒に喜んでくれる。そんな生き物を、どうして人間は簡単に滅ぼせるのだろうと、この時僕は不思議に思った。
 この後僕達は、すぐにウバメの森に行って二人で森を散策した。いつも氷りに囲まれている時とは違い、血色のいい彼を見るのは新鮮だった。なにより楽しそうにしている彼を見れたのがよかった。
 僕は彼と楽しく過ごしたこの森が、いや、彼の愛した地球とポケモンがいつまでも残っていればいいと、心の底から思うのだ。


END


我慢できなかったのでマツバ×ヤナギを。というかマツバの一方的な片思い。次はツクシたんで書きたい。

とりあえずうちのマツバはちょっと病み気味。なんかプレイしてると台詞の端々から電波というかヤンデル臭を感じました。でもポケスペだと普通に好青年だよね。
ヤナギはポケスペの影響でポケモン>人間。若干世捨て人。

 

 


 壁に押し付けられている背中が冷たく、背筋が震えた。そうでなくとも、目の前にいる青年によってコートを剥ぎ取られているのだ。いくら慣れているといっても、老体にこの寒さはこたえる。
 ガチガチと奥歯が鳴りそうになるのを堪えながら、ヤナギは白い息を吐き出した。
「きみはよく、こんな老体に欲情できるのだね」
 その言葉に、ヤナギの服の下に手を入れていたマツバは顔を上げた。なんでそんなことを言うのだ、と不思議そうな顔をしている。不思議なのはこちらの方だと言ってやりたかった。
 彼は普通の人間と感覚が違っている。感性も、通常なら見えないものが見える目も。だからヤナギは彼の言うことがほとんど理解できない。
 彼はヤナギを愛しているのだと言う。
「そりゃあ、好きな人相手ですから」
 わけのわからないことを言って、彼は人の良さそうな顔で笑った。まともに会話ができない、とヤナギは思う。ため息をついて軽く目を伏せた。
 ヤナギにはこの若く、熱い体躯は押しのけられない。それがわかっているから、最初から抵抗はしなかった。ただ、こんな氷に囲まれた死の世界でなんて馬鹿げたことをするのだ、と思う。下手をすれば死んでしまうではないか。いや、死ぬからこそ、人間は欲情するのか。生き物は死ぬ直前、種を残すため性欲が高まると聞いたことがある。
 そんなことをつらつらと考えながら意識をマツバに向けないようにしていると、拗ねたように彼が首筋に噛み付いてきた。ヤナギは小さく喉を震わせてから、青年を睨む。
「私はきみが好きではないよ。こんなことをされても迷惑だ」
「知ってますよ」
 首筋を舐めながら、マツバはやけにはっきりとした声で言った。
「知ってますよ」
 そして顔を上げて、もう一度同じ台詞を言う。その顔はやはり笑っていた。しかしどこか調子の外れた、見る者を不安にさせる笑みだった。
「あなたは、ポケモン以外が嫌いなんでしょう?だから僕だけじゃなく、全ての人間が嫌いなんだ」
 あぁ……、とヤナギは内心でもらした。この台詞でようやく、理解できない彼のほんの一部を理解した。この青年は、そう思い込むことで自分を誤魔化しているのだ。ヤナギは人間ではなくポケモンを愛しているから、自分が愛されなくてもしょうがない、と。
 馬鹿な、と思った。これだから、彼と話すのは嫌なのだ。こちらの真意が伝わらないし、理解しようとしない。だからヤナギには彼が理解できない。
 確かに人間よりもポケモンの方が大事だ。なぜならヤナギにとって、ポケモンは無条件で愛すべき存在だから。しかし、別に人間が嫌いというわけではないのだ。この青年に比べれば、ヒワダの虫使いの少年の方が余程好意を持てる。
「可哀想に……」
 吐息のような、ほんのかすかな声で呟いた。言ったヤナギですら、ほとんど聞き取れないような声量だ。しかしそれが聞こえたのか、マツバはわずかに肩を揺らした。だが結局はなにも言わず、ヤナギの体に触れてくる。
 自分を誤魔化しながら、こんな老い先短い自分を求めてくる彼が哀れで仕方がなかった。若いうちは、他にすることも、できることもたくさんあるだろうに。そしてそんな貴重な若い頃の時間を捨ててまで自分を求めてくるから、ヤナギはマツバが嫌いなのだ。せめてちゃんと、自分を誤魔化さずに全てを受け入れて、ヤナギの真意を知った上でマツバが求めてくるのならば、まだ救いようがあったのに。
 ヤナギは哀れな青年の頭をかじかむ手で優しく撫でる。しかしその瞳は、氷のように冷たかった。


END


変な体勢で長時間ポケをやっているせいです。普段から肩こり持ちなのに格段に酷くなってます。なので時折体動かしたりストレッチしながら進めてます。
今は8匹のポケを平行に育てながら頑張ってます。とりあえず目に付いた好きな子をレギュラーメンバーにしているので、タイプとかの偏りが酷い。電気と鋼タイプに当たった時は涙目状態です。
鋼は電気に強くて炎に弱かったんですね。そんなことをまったく知らなかった私は、電気は鋼に強いのだと勝手に思い込み、デンリュウを先頭にしてミカンちゃんに挑みました。しかもデンリュウが電気技以外覚えてないから本当に手も足も出ずにフルボッコにされました。気が動転して思わずDSの電源を落としました。
そのあとメンバーを変えて改めて挑んだけど、やっぱりうちのメンバーは鋼タイプに基本的に弱くてハガネールにボコボコにされました。結局唯一の炎タイプのロコンが鬼火と妖しい光と火炎放射で頑張ってくれて、事なきを得ました。
それくらいであとは多分順調に進んでます。欲を言えば氷タイプと、もう1匹炎タイプが戦闘メンバーに欲しい。でも今のメンバーで頑張る。デンリュウ辺りが吹雪とか大文字覚えてくれないかな。

レギュラーメンバー8匹のうち、意地っ張りなロコン♀と臆病なクロバット♂が私の脳内で主人公を取り合いながらイチャイチャしてます。クロバット可愛いよクロバット!
きっとロコンもクロバットも主人公大好き。できればいつも引っ付いていたい。だから互いに邪魔だけど気になる、的な。クロバットと仲良くなりたいけど素直になれないロコンに威嚇されて、クロバットは涙目になって主人公の後ろに隠れてればいいよ。
ロコンは早くキュウコンにしたいけど、大文字を覚えるまで我慢。進化したら技覚えなくなるって知らなかったら、炎の石を貰ったら速攻で進化させるところでした。危ない危ない。
他は暢気なピジョン♂と勇敢なアーボック♂がイチャイチャしてます。多分この二人は怖いもの知らず。ほっといたら二人でドンドン洞窟とか突き進んじゃう(アーボックが先に進むのをピジョンがなんの危機感もなく付いていく)
んで、二人ともボケなのでツッコミ役がいないと会話がカオスになる。
とりあえずここまで妄想しました^^
頑張り屋さんなデンリュウ♀はうちのレギュラーメンバーの良心。
他は意地っ張りなスピアー♂、照れ屋なオーダイル♂、寂しがり屋なユンゲラー♂がいます。
デンリュウはみんなのお母さんなので、寂しがり屋なユンゲラーを常に気にして一緒にいてあげたり、意地っ張り同士でよく喧嘩するロコンとスピアーを仲裁したりお説教したりなだめてたりすればいいんじゃないかな。
照れ屋なオーダイルとか凄く美味しいと思うのに、相手が見つからない。

ポケだけじゃなく、ジムリにも萌えてます。ジムリっていうかヤナギっていうか。もうヤナギが可愛すぎてどうしよう。ポケスペのヤナギより好きだ。おじいちゃん素敵、可愛い。
ツクシたんとかマツバとか主人公にラブコールされてたら私が幸せ。それにヤナギが迷惑そうな顔をしつつも実は満更でもないと思ってたら更に幸せ。
ツクシたんとかマツバが遊びにきたら、なんだかんだいいつつもお茶とか出してもてなしてあげてるといいよ。子供達の話を聞いてあげたり、逆に自分がなにかを語っててもいい。そして気を抜いた所で襲われてればいい。
ツクシたんは背伸びをしたい子供。マツバはちょっと病んでる子。
なんかマツバは病んでると思っている私です。
誰かヤナギ受けをお願いします><


続きは拍手お返事です。サイレントの方もありがとうございます!


DSが届いたのでさっそく銀リメやってます。
ワニノコ♂はてれやでがまんづよい子。
照れ屋なオーダイル萌え!(まだワニノコです)
見つめると照れちゃうオーダイル萌え!(まだワニノコです)
照れ屋な強面っていいよね。
今は最初のバッチのとこで、ビジョンにフルボッコにされたのでみんなでレベル上げ中。
ポケモンを連れ歩けるシステムがやばいです。みんな可愛すぎて手持ちの子がみんな愛しい。
本当にハーレム状態にして歩きたいです。
イトマルっていつ出てくるの?アリアドスが欲しいのですが・・・。
あと、ポケウォーカーは最初から使えるわけじゃないよね?

絶賛プレイ中なのでしばらく更新さぼりがちになりそうです。
携帯サイトのリアタでキャーキャー言ってる気がします。

金銀リメにミュウツーが出るって本当ですか・・・!やっぱハナダ?ハナダの洞窟?みwなwぎwっwてwきwたwww
もうそれだけでリメとDS本体を買って良かったと思えます。
ミュウツー!マジで私のことマスターと呼んでくれー!!
主人公の名前を本気でマスターにしようかと悩んでしまう。ポケモンに名前を呼ばれるわけないんだけどさ・・・。
しかしそうなると、いったい誰にマスターボールを使えばいいのか悩みます。ミュウツーに使うべきか、エンテイに使うべきか。
エンテイはすぐ逃げちゃうけど、実際マスターボール以外だとどうやって捕まえるんでしょうか。まだミュウツーの方が自力で捕まえやすいのかなー。

でもそれ以前にまだDS届いてないよ!楽天なにやってんの!注文して二日で届かないなんて職務怠慢だよ!ほんとにどれだけ焦らしプレイをすれば気が済むんだ。
フラストレーションが溜まって妄想が脳内で渦巻いてます。はやく発散させないと頭がパーンってなる。

 

続きは拍手お返事です。サイレントの方もありがとうございます!

 


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管理人の創作サイトです。
おっさん・人外・幼女中心で携帯観覧推薦。
現在こちらをメインに更新中。
プロフィール
HN:
シノハ
性別:
女性
自己紹介:
1月14日生まれの新潟県民。

ジョジョラーでケモナーでおっさん&おじいちゃんスキーでSHK国民。
最近はfkmt作品に手を出してます。
乙一作品と三原ミツカズ作品と藤田和日郎作品も好き。
節操なしの浮気性です。
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